台風(並みの嵐)一過、今日も晴海通りを歩いて会社へ。
以前から気がついてはいたのだけれど、晴海通りで、おもしろい錯覚が体験できる。もし、晴海通りを歩くことがあったら、論より証拠、まず、数寄屋橋から銀座にかけてのあたりから、晴海方面を見てほしい。通りの正面にトリトンスクエアのビルが見える。たぶん、あれ、結構近いな、と思うはず。それから、少し歩いて築地六丁目あたりまでくると、あら不思議、さっきよりもいくぶん遠ざかったように見える。勝どき橋あたりで見ても同じ、銀座から見たよりビルが小さく見える。
これは、たぶん銀座からだと通りの両側のビルで視野が制限されるから、狭い開けた空間をトリトンスクエアの高層ビルが埋めているため実際よりも大きくみえるのだろう。先に進むと道の両側に高いビルが少なくなり、視野が開けるので本来の大きさに見えるというわけだ。以前、ある会社のショールームで同じような錯覚を見せてもらった。窓際から遠くの建物を見てその大きさを覚えておき、そこからまっすぐにのびる廊下をしばらく歩いて振り返ると、そこから見える窓をその建物が埋めるほど大きく見える。実は建物が大きくなったのではなく、見える範囲が狭くなったにすぎないのだけど、あれは本当に驚いた。それと同じ錯覚が町中で見られたというのがおもしろい。
さて、そんなことを考えながら歩いていたら、勝どき橋の真ん中に鳩が一羽。ここまで接近できるのはめったにないので、とりあえず1枚。
そんなこんなで、30分の道のりは結構楽しい。
コメントする