AVCHDという罠(ハイビジョンムービーの真実)

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DVDやSDメモリに記録できるハイビジョンムービーがあいついで発売されている。でも、これを買うならちょっと気をつけたほうがいい。それは、AVCHDという新しい記録方式だ。DVDやSDメモリにハイビジョン画像を記録する場合、ソニーと松下はこの規格を使っている。(というよりは、彼らが組んで推進しているわけだ。この組み合わせは、いわゆるブルーレイ陣営である。)

AVCHD方式に対応したDVDプレイヤーならば再生できるというふれこみなのだが、実は、調べてみると、この形式のDVDを再生できるのは、なんと、現在のところブルーレイの製品だけなのである。量販店で聞いてみたところ、一般のDVDが再生で対応するのは秋以降だろうとのことだ。PC用の編集ソフトもまだ、いまのところ対応していない。唯一、松下は添付されているソフトで簡単な切り貼り程度はできるのだが、このレベルでは「編集」とはお世辞にもいえないから、実質は無いに等しい。おまけに編集後の書き出しはAVCHD形式のみだから、たとえばDVDに焼いたとしても再生手段がない。

これは、なにやら陰謀のにおいがする。鳴り物入りで宣伝しているHDムービーだが、再生、編集の手段はきわめて限られていると言わざるをえない。松下のSD1の場合、iLink すらないため、本体で再生する以外に手段はない。お高いブルーレイレコーダーを買うつもりならば別だが・・・。ということで、これはブルーレイやPS3を買わせるための陰謀に違いないと断定した。ちょっと消費者をナメてると言わざるをえない。さて、どうしてくれようか・・・・SD1を買ってしまった私としては・・・・・ orz

ブルーレイやHD-DVDを買うつもりのない人は、HDムービーを買うのは一考したほうがいいだろうなと思う今日この頃である。

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このページは、風見鶏が2007年3月25日 19:27に書いた記事です。

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