昨日、一日 Wii の「ゼルダの伝説」にハマってたので、今週末はやたら短く感じる。今日も3時頃まで続きをやってて、天空の世界で、いやというほど落下感覚を味わった。(笑) やっぱり、この左手のジョイスティックの使い方にはまだ慣れないな。
それから、たまった洗濯と乾燥がようやく終わってコインランドリーから戻ってきたところ。乾燥待ちのあいだに昨日DVDがリリースされた「日本沈没」を買ってきたので、今夜はプロジェクターで見ようと思っている。原作は高校時代。原作本の上下巻を半日で一気に読み切ったのを覚えている。小松左京的には、日本沈没の描写よりも、実は日本がなくなってからの日本民族を祖国を失った頃のユダヤ人に重ねて描いて見たかったのだそうだが。
当時の科学技術の水準だと、コンピュータも、いわゆるメインフレーム、それもずいぶん今から見れば旧式のもので、当時、地殻変動のシミュレーションをやった「高性能コンピュータ」のCPU能力は、おそらくは今私が使ってるPCの足元にも及ばない代物だっただろう。原作ではシミュレーションの結果を立体液晶ブロックみたいなディスプレイで3D表示することになっていたのだが、さすがに前作の映画では表現しきれなかったようだ。通信技術だって、インターネットなんかは影もなかったころだし、ISDNがやっと未来構想として持ち上がっていたころだったから。ちなみに、「首都消失」では、ISDN通信網で電話しながらFAXなんて場面が登場するのだけど。このあたりも、最近の技術でどのように描かれているかは興味深い。映画を見た人はすでに知っているのだろうけれど、まぁ、DVDを見た後に感想は書くつもりだ。
ところで、某フジテレビ系の人気番組で「ねつ造」疑惑が表面化している。以前から、放送翌日に関連商品がバカ売れすることで有名な番組なのだが、「お前もか」という感じ。そもそも、ちょっと視聴者を煽りすぎる、どちらかといえば「うさんくさい」番組だとは以前から思っていたものの、どうやら、この業界では「やらせ」「ねつ造」は、民間、国営を問わず日常茶飯事なのかもしれない。作ってる連中が反応に気をよくして天狗になってたってのもあるんだろう。(まぁ、政府が「やらせ」をやるくらいだから、日本の国民的文化なのかもしれないけどね) しかし、視聴率に追いまくられている現場はどうしてもそういう感覚に陥るのだろうし、それを求めるスポンサーもまた、数値的な経営の効率を投資家から求められるから、投資の裏付けがほしい。結局は、数字のみが一人歩きする今の日本の(というよりは米国流)経済界のありかたがそうさせるんだろうと思う。そういえば、某菓子メーカーの不祥事だって根は同じだ。期限切れで材料を捨てれば当然、経営からは「無駄にした」と叱責される。期限切れにしてしまったのが問題なのだが、現場はその過程ではなく結果をなんとかしようと考える。なぜなら、数字しかみない経営は過程ではなく結果しか問わないからだ。リストラという言葉が「首切り」という意味になってしまったように、BPRという言葉もまた「現場締め付け」にしかなっていない現実があるのではないだろうか。折しも来期の予算策定時期、会社の経営者と経営企画部門のトップは心に刻み込むべきなのだろう。投資家も個人投資家はともかく、機関投資家はもう少し中長期的な視点で企業価値を見てほしいものだと思う。
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