(ピ~)S3騒動

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昨日帰ってからテレビを見てびっくり。某量販店で暴動寸前だったとか。(小さな暴動って話も)どうも臭い気がするのは私だけだろうか。こんな騒ぎは事前に整理券なんかを配れば回避出来ることは店だってわかってるはず。裏でS社と組んだ話題作り(長蛇の列・・・・という)を狙った安易な策謀が招いた混乱だったんじゃないだろうかと。(もちろん推測の域は出ないのだが・・)

(ピ~)S3のリリースは出張中のCNNでも流れていた。S社のマーケティング上手は、それがブランドに固執するファンをずっと維持できてきた事を見れば明らかだが、これはいわゆる古い「扇動的」マーケティングの手法だとも思う。(ピ~)S3出遅れに焦ったS社のマーケが一計を案じたという穿った見方も出来ないではない。

個人的には(ピ~)S3を買うつもりはない。前にも書いたがゲーム機以上のものは私には必要ないし、ゲーム機の人気に乗じて、自分たちの戦略を押しつけるS社のやり方が気にくわないからだ。たとえば、ゲームに絞った廉価版と、将来的な拡張に耐えられる高級版の2通りを出すのであればわかるのだが、今のラインナップは低価格版でも、まだまだ高すぎる。基本的な設計がたぶん、高級機を想定したものなのだろう。むりやりBDを使ったことも影響しているはずだ。そもそもこのやりかたは、(ピ~)S2で既に失敗しているはずだ。買わせることは出来たが、ゲーム機以上のモノは何も提供出来なかったという意味で、ゲーム機から先の発展を期待して、当時、高い値段で買った私には裏切られたという気持ちもある。Web2.0にも見られるように、マーケティングのありかたは、消費者のより広いニーズをカバーする方向に変わっていると思う。その中で、彼らは旧来の扇動的な「売れ筋作り型」マーケティングに固執しているように見える。さらに、その売れ筋に乗じて、本当に使えるかどうかもわからない余計(冗長)なモノを買わせようというやり方は、悪質な「抱き合わせ」商法にほかならない。だから私は買わない。

今狙ってるのは Wiiだったりする。

11/15:
報道によると、S社は旧シリーズのソフトウエアが一部、正常に動作しないことを知りながら、プレスリリースでは互換が取れると説明していたそうだ。地に落ちたな、と思った。

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このページは、風見鶏が2006年11月12日 12:17に書いた記事です。

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