インフラ企業の責任と監督

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インフラ企業の騒ぎ、といえば某携帯会社のシステム障害騒ぎが耳新しいが、今朝、NHKの海外ニュースを見ていて思ったこと。

ロシアのTVニュースで見たら、ロシアの閣議で閣僚が使っているパソコンがVAIOだった。たぶんOSはWindowsなんだろう・・・。で、思ったのが、いまやWindowsは世界的に重要な「インフラ」になっているわけだが、これがコケたら、世界中の政治、経済が大混乱する重要なインフラなんじゃないか、ということ。

いわゆる通信インフラなどの場合は国の監督がある程度効いていて、先日の話でも、総務省が(一応の所・・・形だけは)報告と改善を求める、というやりとりがあって、曲がりなりにも監督・牽制関係が存在する。じゃ、マイクロソフトはどうか、といえば、今のところそんなものはない。そう考えると、国家の命運、いや世界の命運を1私企業に預けてしまっているようなものだ。安易に「規制しろ」とは言わないが、なんらかの保障措置や危機管理が必要なんじゃないかと思った次第。以前、同社のソフトに米国情報機関のマスターキーが入っている、という噂が流れたことがあったが、たとえば、マイクロソフトの社員にテロリストがいたら・・・・などと妄想は広がる。政府機関などにはソースコードを公開して監査できるようにするプログラムもあるようだが、民間企業にはそんなことは出来ない。たとえば、第2火曜日が冗談抜きに "Black" Tuesday にならない保証はどこにあるんだろうか・・・・。そろそろこうした議論が必要なんじゃないだろうかと思う。

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コメント(1)

そういえば、MSブラスト華やかなりしころ、日中韓共同でOS開発する話がぶちあがりましたけど、どうなったんだろ・・・

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このページは、風見鶏が2006年11月 3日 09:34に書いた記事です。

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