今日は朝から新宿京王プラザで BlackHat Japan に参加。今年は参加者がまた増えたようで、当日参加が多かったせいか、マテリアルが足りなくなってしまったよう。でも、まぁ盛況は喜ぶべきところ。
基調講演は、最近聞き慣れてきた「岡谷節」。話の本題もさることながら、脱線部分が他では聞けない話なので好きだ。しかし、最近の目標を絞って特異化した攻撃に対して、個々の組織が単独で対応するのはきつい。情報交換できる場や、これまでと違った発想を入れる場が必要だというのは強く同意するところだ。
技術的な話は、多くが8月にラスベガスで聞いたものだったが、いくつか聞かなかったセッションの話を中心に、特に、11月にNSFで話をするネタを補強するために、Webアプリ系の話を中心に聞いてきた。海外のスピーカーの話は同時通訳付きなのだが、いい機会なので、通訳は無視して英語で聞いてきた。ラスベガスではみんな早口で大変だったけれど、今日は通訳の関係でみんなペースを落として喋ってくれたので聞き取りやすかったのはラッキー。明日も朝から新宿。途中、ちょっと用事で抜けなければなならいのが残念だけど、また最近、現実の仕事にストレスを感じ始めていたから、こういう技術話で気持ちをリフレッシュしておきたいところだ。
・・・・と、ちょっとニュースサイトを見ていたらこんな記事が・・・。なんかちょっと違うような・・・・。「ハッカー組織」なのか?、BlackHatって・・・・。ハッカーという言葉の意味にもよるのだろうが、きわめてまともなセキュリティ技術系コンファレンスなのだから、こんな報道で誤解する連中が増えなければいいのだけどねぇ。
まぁ、分かる人だけ分かってればいいのではないかと...
危険な集団なら取り締まりにあってるはずだもの。
そうなんだけどね。逆の論理を言い出す馬鹿が出てくると困るな・・・と。危ない集団だったら取り締まれ・・・とか。内容とか事情がわかってない人たちに対しては不安を煽りかねないから、たとえばスポンサーをしてる会社の中で、「大丈夫なのか」といったそんな議論が出てくると嫌だなと思ってね。「ハッカー」という言葉の与える印象だって千差万別だし、最近は、どちらかといえば悪い方に使われてるから。