2006年7月アーカイブ

梅雨明け~♪

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やっと明けたっ!

気象庁発表、関東甲信地方まで梅雨明け。

by Asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY200607300290.html

ちょっと仕事を思い出して会社へ出てきたけど、すごく気持ちのいい天気。日差しは強いけど、空気は比較的さわやか。こんな夏だったら大歓迎だけどね。

う~、このくそ暑いのにエアコンの調子が悪い・・・・

以前からたまに冷えなかったりしていたのだが、昨夜あたりから全然冷えなくなってしまった。以前にも一度こんなことがあったのだけど、何かの拍子に治ったのでそのまま使っていたのだけど再発。ガス抜けとかではなさそうで、温度調整関係の異常じゃないだろうかと思う。

う~ん、引っ越し前の量販店で買った代物だから、どこに修理をたのんでいいかわからないし・・・困った。

今日の日経の記事

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060730AT3S2900K29072006.html

現在、コピー制限されているデジタル放送の制限を緩和することを政府が検討してるというもの。最近、HDDレコーダーを使い出してからとみに思うことだが、本当にここまでの制限が必要なのだろうかということだ。HDDに撮った内容がDVDなどに保存できないから、HDDが一杯になると消すしかない。「移動」機能を持つ機種もあるが、対応機種など制限がきついし、放送によってはそれもできないものがある。

知的財産権保護は国際的な流れではある。業界団体は野放しのコピーによる被害額を算定しているが、はたしてこうした規制によってその金額分の市場ができるのか、といえば極めて疑問だ。むしろ、有料放送や有料コンテンツを視聴したり買う、という魅力を削いで市場を小さくしてしまう結果に陥るのではないかと危惧する。著作権保護は網掛け的な規制よりも、個別に違反者を叩く地道な活動が必要だと思う。

こうした傾向は、投資家を気にするコンテンツ事業者(の経営者)による知財戦略という側面がある。企業の競争力を確保するという意味では投資家の注目度も大きいからだ。しかし、短期的な利益を求める投資家ばかりを見て市場を見ない動きは逆に中長期的に自分の首をしめかねない。どうバランスを取るかは経営者の重要な課題だろう。

こう考えていて、なんとなくこれもセキュリティの世界と似ていると思い始めてきた。規制するのはよいが、それがビジネスを阻害してしまえば元も子もない。もちろん、社会的責任という意味合いからの個人情報保護などは必要だが、それをふまえた上で、バランスの取れた対策が必要だ。経営者が考えるべきことはどんどん増えていく。大変な仕事だとは思うが、それが、彼らがもらっている給料の価値なのだろう。給料分の働きをしてほしいものだと思う。

Part I はちょっと酔っぱらって書いたので、なんだかよくわからない書き方になってしまったけれど、「セキュリティ」に限らず、「ITベンダ」の世界って、結構、他の業界ではもう「ダメ」と言われていることが横行してるかもしれないと思うこのごろ。

「仕様」なんて言葉もその一つ。だいたいモメるのが「バグ=瑕疵」か「仕様」かという点。受託開発ベースのソフト業界だと、ベンダ側つまり開発業者側が一般に弱いので、ベンダ側の言い方は、「仕様書にありませんから追加です」なのだけど、だいたいが「お客様」に押し負けてしまう。一方、コンシューマ相手や企業相手でも製品を売ってるベンダは結構高飛車で、マニュアルにもカタログにもどこにも書いてないことを平気で「仕様」だとおっしゃる。さてさて困ったものだ。中には明らかに変なことをしてるのに、「仕様」とおっしゃるケースもある。このまえ、ある電子メールASPサービスで、私が愛用してるメールソフトがIMAP接続できなくて問い合わせた。あれこれすったもんだのあげく、こちらでログをとって調べたら、IMAP4のネゴの際に、実際にサポートされない認証方式がサポートされるようなCapabilityを返していた。「それみたか」と思って、ログを含めて送ってやったら、しばらく返事がなくて、数日後に帰ってきた返事が、「それは仕様です。こちらのサービスでは O**L**Kを推奨ソフトとしておりますので、こちらをお使いください」である。完全なる RFC 違反なのだが、彼らにとっては「仕様」なのだ。こいつらとこれ以上話していたらバカがうつると思ったので、もうやめにして、自分で proxy をでっちあげて、余計なCapabilityを落として対応したのだが、万事がこんな具合だ。

よくあるのが、海外ベンダ製品で、日本サイドのサポートが本社サポートとの板挟みになって、苦し紛れに「仕様」だと言い逃れるケース。日本独自のサポート、といいながらも実は本国との間の単なるメッセンジャーでしかない場合も多く、少なくともその製品を知っていれば普通なら3分で答えられる内容の回答が一昼夜かかることもしばしば。複雑な内容だと、たとえば英語能力が低いために本社サポートに状況をうまく説明できなかったり、帰ってきた内容をうまく日本語になおせなかったり・・・。結果的に、お客様はお怒りになり、ベンダは、それは仕様なのでどうしようもない・・・と開き直る。そんなベンダには英語で質問を書いて投げてやるのが一番かも。とはいえ、うちみたいに商社系だと、(部署にもよるが)そんなことは朝飯前なのだが、一般のお客では難しい。本社サポートと直接話をさせてくれるベンダはまだいいほうで、いい加減なベンダに限って、直接は絶対ダメという。そりゃそうだ、自分たちのバカさ加減が本社に知られるとまずいだろうから。

海外製品の日本語マニュアルもネックのひとつだ。結構誤訳やわけのわからない訳が多い。中には非常に重要な内容を誤訳(誤解釈)してしまったケースもある。このように、一言でコミュニケーションの問題といっても大変だ。本当なら、そんな問題をマジメに潰していくのが真っ当な会社なのだろうが、ストックオプション狙いの山師的経営者が多いIT海外ベンダの日本法人(もちろん例外はあるが)はそんなところに金やリソースをあまり割かないから、現場はすぐに疲弊してしまう。真面目な技術者は会社を去り、モラルが下がりきった「バカ」だけが残ると、「仕様」が大手を振って歩き出すのだ。

なによりも、「ユーザの利益」を守る、という気持ちが希薄なのが気になる。責任回避にばかり走って、自分たちの「社会的責任」への認識が他業種に比べてIT業界は薄く思えてならない。もちろん、IT業界に身を置く者として自省の念を忘れてはならないと思う。しかし、業界の「常識」もそろそろ変えないと・・・と思うこのごろだ。

アメリカの熱波

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なんだかすごいことになってる。

USA Today の気象ページ
http://asp.usatoday.com/weather/weatherfront.aspx

カリフォルニア中部じゃ、死者も出てるみたいだし、来週までこんな状態が続くと、ラスベガス相当暑そうだなぁ。梅雨空は嫌だけど、あんまり暑いのも・・・・。サンフランシスコも暑いかな、と思ったらそうでもなさそうだ。ちょっと着るものの調整が難しいかも。

http://asp.usatoday.com/weather/CityForecast.aspx?txtSearchCriteria=California&sc=N

7/30 09:20 こんなページもあった・・・・こちらは、ほぼリアルタイムな気温
http://www.usatoday.com/weather/temppic/wtempusa.htm

コンビニ雑感2

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四月に書いた日記、このコンビニ娘たちは、いまだ健在。どうやら週末だけのアルバイトのようだが。

よく聞いてると、語尾の長さが時々かわる。今日の私への応対は、少し短かった・・・・、と思ったら、最後の「ありがとございま~~~~~~~~~~~~~~~~~すっ!」はいつも通り。(笑)

で、その前に、しばらく観察(すなっ!って? (^^;) )したのだけど、おかしかったのは、幼稚園か小学校1年生くらいの男の子がメモを片手に、「これおかあさんに頼まれたの・・・」といって、タバコの銘柄を書いた紙を出してたんだけど、その子に対しても、まったく同じ応対(四月の日記参照)をしてたこと。これには、ちょっと苦笑した。確かにマニュアルにはそう書かれているのだろうけど・・・・・、もうちょっと人間的な対応があっていいんじゃないかなぁ。

最近、このコンビニの食品パッケージに張られているシールが、気持ち、剥がしやすくなったような気がする。気温と湿度のせいかもしれないけど、もしかしたら変えたのかな。食品棚の上の液晶モニタは、あいかわらず15秒くらいの同じCMを繰り返し流してる。昼飯を品定めしている間に無意識にすり込まれそうで気持ちが悪い。(ちょっと神経質過ぎ?(笑))

しかし、こんなことを書いてる自分も、相当暇なんだろな~・・・(笑)

今朝は青空が見える。この週末の予報から雨マークが消えてる・・・・。そろそろ梅雨明けだろうか、と思って天気図をみたら、まだ本州の真ん中を前線が横切ってるし。でも、雨が降らなきゃOK。さて、どこにでかけようか・・、と思うのだけど、悲しいかな、昨日は会社の情報システム部の送別会で飲み過ぎ・・・・・当然二日酔い・・。orz
悲しいかな、最近、酒が弱くなってきたな・・・と思う。

まぁ、そんなに酷くはないので、水でも飲みまくって、午前中おとなしくしてれば復活するだろうけどね。

12:40-

うーん、天気がよかったのは朝だけか・・・・。二日酔いはだいぶマシにはなってきたけど・・・・。

14:50

雨が結構激しく降ってる。一過性みたいだけど、さて、出かけようかどうしようか・・・。

さて、会社に行こうと思ったら、ジョン・カビラが、ジャンクメール問題にからめて、ボットに感染したゾンビPCからスパムが送られているという話をしてた。このあたりの言葉は一般にはまだまだなじみが薄いので、どんどんこんな形で取り上げて、注意喚起して欲しいもんだと思う。ウイルス感染が原因でボットにやられてる一般ユーザのPCも多いから、こういうメディアからの情報提供は重要。

J-WAVE Click on news
http://www.j-wave.co.jp/original/gmt/vote/index.html

やっと金曜日

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なんんとなく長い一週間だったような気がするけど、ようやく金曜日。あいかわらず天気はいまいちで、週末はもう一崩れしそうな感じだけど、来週くらいには梅雨明けしそうな感じだ。

そう言えば、米国産の牛肉輸入が解禁になるらしいけど、はたして、これだけモメて、消費は戻るのか・・・。個人的にはあんまり気にしてない。だって、去年も二ヶ月に一回くらいは、米国産ステーキを食ってたから。(笑)吉野屋に牛丼が戻ってくるのは嬉しい気もするけど、そろそろ味も忘れてるかも。

さて、来週は、また分厚いステーキでも食べてくるとしよう。

またしても夏空は1日だけ・・・・。天気予報でわかっていたとはいえ、やはりちょっと、がっがりする。7月ももうあと数日なのにねぇ。週末はまた雨マークが。梅雨明けは来週に持ち越し。

う~ん、通勤電車に必要なのかなぁ・・・・・・。

・車内でノートPC開いてる人がやたら増える
・夢中になって乗り過ごす人が増えるかも・・・
・何往復もして「よからぬ」ことをする奴が増える

さて、そういや無線LANって安全なんだっけ??(笑)
気になる人は、「無線LAN」「不正」なんかをキーワードにググってみましょう。

セキュリティに携わっていて思うこと、俺たちの正義っていったい何だろう・・・・。時には人に嫌われ、でもそうした正義感が心のどこかにあるからやってられるのだと・・・。

これから書くことは、あくまで架空の話だ。まして、最近、一部のメディアに書かれたことに何か関係があるわけではなく、全く違う別の話(同種の別件)だということを断っておく。しかし、過去にどこかであったかもしれないし、今、現実にあるかもしれない、そして将来も起きるかもしれない、だから書くのだ。

たとえば、ある製品のマニュアルに、この通信は「セキュア」な通信方式をとっています。と記載されていたとしよう。また、サポートサイトのナレッジベースに、「この通信はSSLを使用しています」と書かれていたとしよう。誰が、そう書かれた通信が平文で流れると考えるだろうか。だが、そんな通信が、もし平文で流れていたとしたら、誰が見ても、それはバグだろうし、「セキュリティホール」だと思うに違いない。暗号化されていると信じて、その通信をインターネット経由で流したとしたら・・・・と考えると、うすら寒いものがある。

たとえば、こんな話もあるかもしれない。これは同じベンダではないかもしれないが、ネットワーク経由で実行可能なある特殊な条件で製品がCPUを100%消費するという情報を得たユーザが、ベンダに通報した時に、「それは仕様なので、そんなデータは与えないでください」という回答をもらったとしたら。

もし、自分がベンダの立場なら、そんな事実を指摘されたら、ただちに事実確認の上、対応策をとって、該当するすべてのユーザにしかるべき連絡をし、必要があれば公表するだろう。当然、その責任の所在は明確だ。間違っても、あたかもそれが仕様であるがごとくの言い方をするようなことはしない(できない)。それは、少なくとも私の「正義」ではないし、おそらく多くの人が考える「正義」でもないだろうと思う。まして、そういう問題を解消するための対策を提供するセキュリティ製品ベンダにとって、踏み外してはいけない一線だと思う。

もし、ユーザからそういう指摘を受けたベンダがあり、報告を求められて出してきた報告書に、責任の所在についての言及が一切無く、詫びもなく、単に事実を淡々と述べただけのものであったならば、皆さんはどう思うだろうか。さすがに、仕様という言葉こそなくても、言外に、それがプンプン臭う。指摘されながら、このベンダはその事実を公表することもしていないとしたら・・・。しかも、その問題は最新バージョンでは解消されているとしたら・・・。隠していたとは思いたくはないが、そう思われても仕方がないだろう。

最近、他の業界ではこうした問題隠蔽が発覚して、命運尽きた会社も少なくない。仮に、我々の業界にそんな会社があったとしたら、間違いなく命運尽きるだろう、いや尽きて欲しいと心から思うのだ。そんな会社が現実に存在しないことを心から祈る次第である。

落第点・・・

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政府関連のセキュリティ実態調査の結果。これも困ったモノだ。Dランクに警察庁・・・外務省、厚労省・・・いずれも機微な情報を扱うところばかり・・・・。はぁ、これも困ったモノだ。

自分の会社は大丈夫だろうかなぁ。

NTT東日本から B-Flets の機器交換の案内が来た。ハイパーなんちゃらの普及に伴い、従来の100Mbpsのメディアコンバータを上流が1Gbpsのものに変えるからご協力を・・・・とのこと。早速連絡してみたのだが、あれこれ面倒くさい。マンションではあるものの、旧式で、光ケーブルなんか入らないから、家主の了承の元でベランダから引っ張り込んである。当然MDFなんか経由してない。

ところが、「機器交換」だけだというのに、管理組合か家主の了承を取れの一点張り、おまけにあれこれ突っ込んでいくと、現地調査がどうの、あげくのはてに配線まで変えるかもしれない・・・とまで言い出した。もうオペレータじゃ話にならないので、わかる奴を出せといってのラチがあかない。マニュアルにないレアなケースであるのはわかるが、あまりに杓子定規な対応。ちょっと頭にきている。

もうめんどくさいので、しばらくほったらかそうと思う。特に今の環境で不満はないから。

久々の青空・・・

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久々に青空を見たような気がする。
でも、梅雨明けはまだ先・・・・・はぁ・・・。

ちなみに、梅雨明け後、8月は暑いそうだ。残暑も厳しそうとのこと・・。それもまた・・・
Dsc00887

J-WAVE ISP参入だって

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目覚ましがわりに聞いてるFM放送の J-WAVE が ISP業をはじめるらしい。いましがた番組内でそんなことを言ってた。インターネットとのメディアミックスを積極的に進めているJ-WAVEだが、ISPまで始めるというのはちょっと驚き。J-WAVE.net ドメインや 813,fm ドメインなんかでメールアドレスが取れるらしいから、全国ブランド化という戦略もあるんだろうな。

ISP化して、その後何をするんだろう、とちょっと興味深い。

mixi中毒・・・って

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最近、某新聞記事で mixi 中毒・・・ってタイトルのがあった。

この手の依存症は、80年代のパソコン通信時代から、よくあるものだ。NI*TYとかPC-*AN(懐かし・・、A*CII netだとか・・・。掲示板に書き込んだらレスが気になって何度も見た、とか、よなよなチャットにハマったとか・・・・。結局、最近は場所がSNSに変わっただけなんだろうなと思う。

そういえば、最近、私は日記中毒なのかもしれない。(笑)何か思いついたら書かずにはいられない・・・・。まぁ、ちょっとしたストレス発散の意味もあるのだけど、ついつい余計なことを書いてしまうこともあるので、要注意かもね。

そういやこの週末(金曜日、アクシデントで休んだので3連休)で書いた記事は結構多いかも。しかも、結構長文だったりして。

・危険な臭いが・・・
・梅雨明けまだ遠し
・個人情報流出考察
・日経平均
・ギッ栗腰
・梅雨明けはまだ?

ほかにすることはないんかい!、というツッコミも来そうだけど、今週はしょうがない。あまりハデに動けないので・・・(苦笑)

朝日にこんな記事がのってた

http://www.asahi.com/business/update/0723/003.html

某ネット証券が、株の自動売買を行うソフトをユーザに配る計画があるようだが・・・・。こんな風潮が広まれば、かなり危険なような気がする。

ソフトウエアにセキュリティ問題があったら・・・・なんてのはもってのほかだが、他にもちょっと考えるだけで

・「上手な使い方」的なガセ情報を流して、相場を間接的に誘導するなんてことができるかも?
・ソフトそのものは安全でも、たとえばボットなんかにPCの制御が乗っ取られたら何がおきる?

使うのが、専門家じゃなくて素人(株の、そしてPCの)だと考えれば、いろんな面で危険性があると思うのだが・・・・、さてどこまで考えてのことだろうか。せめて、ソフトウエアを配るんじゃなくて、ASP的なサービスにしてほしいものだ。それでも不安は残るが・・

週間予報を見てがっかり・・・・どうやら今月いっぱいは梅雨明けは望めそうにない。来週も雨マークの連続。各地で大雨が降ってるから、もしかしたら関東だって来週あたりは大雨が降るかも。

なんだか、嫌な気象だなと思う。

個人情報流出考察

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某国営放送の大阪放送局の集金担当が、集金した顧客の情報を、自分のPCに保存したため、shareを介して情報が流出したというお話。

http://www.asahi.com/national/update/0721/OSK200607210070.html

2つほどポイントがあると思う。

・担当社員が自分のPCに独自に顧客の個人情報を保存したこと。

これは、社員(従業員、関係者)に対する教育不足だろうね。個人情報とその取り扱いに関する教育は、いまやある程度の規模の民間企業ならばどこでもやってる。これが、某放送の保有情報のコピーと見るか、独自収集と見るかは微妙だけど、少なくとも個人情報の扱いについての基本的な教育を受けていれば、こうした行為のリスクは理解できるはず。仕事上の情報を私物PCで処理する点については、某局がどのようなポリシーを持っているのかは不明だが、これも徹底不足なんだろう。

・そんなPCにShareを入れていたこと

最近、winnyは怖いからってんで、shareなら・・・と思う人もいるのかもしれないと思うとちょっと寒い。winny騒ぎすぎの弊害かもしれないけど、漏洩事件の原因は「ウイルス」であってwinnyじゃない点、shareはすでにantinnyの次のターゲットになってるし、同種のソフトも同様の危険がある点。さらに、何も入れてなくてもウイルスに感染するだけで情報漏洩の可能性がある点なんかを、もっと広く知らしめるべきじゃないかなと思う。

まぁ、セキュリティ屋的に言えば基本的なことが出来てなかった・・・ということなんだと思う。

一方で、どの程度の情報が入っていたのかは不明だが、たぶん住所と氏名程度だろうと推測している。実害は少ないのだろうが、「個人情報漏洩」という言葉が一人歩きして、また受信料支払い拒否が増えるんじゃないかなとちょっと危惧。ただ、住所と氏名だけだからといって深刻な事件に悪用される可能性がないかというと、かなり微妙なので難しいところだ。

「個人情報」というだけで大騒ぎになる風潮はまだ続いている。でも、その個人情報にも様々な種類があるし、その内容によって漏洩することのリスクはかわるはずだ。しかし、そのあたりの議論が抜け落ちて、「個人情報」という言葉が一人歩きしてしまっている状況も、ある意味で憂うべきものかもしれない。一方で、こんな例もある。

駐車場の契約更新のための書類を不動産屋が送ってきたのだが、たとえば「本籍」のような機微とされる情報や、年収などを書かせた上、個人情報取り扱いについてのポリシーも何も明記されていない。結局、騒いでいるのは大企業だけなのか、と思うとちょっと寒い。当然、これらの情報は書かずに、「個人情報取り扱いについての方針」を明らかにしてないから提供拒否します、と書いて送り返した。

最近、各企業では「個人情報」が入ったPCを紛失しただけでそれを公表もしくは対象者が絞り込めれば個別に通知することが常態化している。(基本的には正しい対応なのだが)たとえ、そのPCのディスクが暗号化されており、起動時に指紋認証を行うようになっていたとしても・・・だ。たしかに、それでも情報が盗まれる可能性は理論上ゼロではないが、一般的な人がそれを拾った(または盗んだ)場合、限りなくゼロに近いと言える。しかし、個人情報が入ったPC紛失の社会的取り扱いは(特にマスコミ的取り扱いは)個人情報が実際の漏洩した場合と大差がないように思える。だから、取り得る最大限の対策をしているにもかかわらず、社員に対して「PCなくしたらクビ」みたいなことを言う企業が後をたたない。もっと現実的なリスクに応じた対応(社会的評価)ができないものだろうか。

最近、家にPCを持って帰ることが極めて少なくなった。以前は毎日持って帰っていたが、それが週末だけになり、最近は特に必要がなければ週末も持って帰らない。だから、今日のようなアクシデントで(笑)会社に行けなくなると仕事をする手段もなくなる。休日にちょっと思いついて懸案を処理するなんてこともできない。まぁ、それはそれで平和なのかもしれないが、日本の企業は結構損をしてるかもしれないなと思う。もちろん、こうした社員の好意にあぐらをかいてきた企業がしぶしぶありかたを見直すのは悪くないが、一方、働く意欲もかなり削がれているにちがいないと思う。

考えてみれば、この某放送局の担当者のような発想は、ちょっと前なら誉められこそすれ、非難されるものではなかった。自分の仕事を円滑に進めるために、自分の財産まで利用して会社(組織)に貢献したわけだから。もしかしたら、この世の中、どこかが間違ってきてるのかもしれない・・・・。

#とりあえず腰はだいぶ落ち着いたけど、まだおっかなびっくりでないと歩けない。暇なので書いてみた。(苦笑)

日経平均

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ちょっと上がったと思うと、必ず下げが入って一本調子にはいかない昨今の株相場。想定外の事態(笑)で自宅釘付けになってる暇に、すこし素人なりに考えてみた。

マスコミや政府はデフレ脱却、景気回復キャンペーンにやっきだが、個人投資家はまだまだ実感がないというの正直なところだろうか。製造業系大企業の好況が中小やサービス業にまわってくるのは1年くらいはかかるだろうから、ボーナスが上がったというニュースをうらめしげに眺めている消費者のほうが多いはず。結局、銀行に預けても何のタシにもならないと思って「株」をはじめた個人投資家も多いだろうし、最近の株式市場はこうした個人投資家の動きに、かなり敏感になっているように思う。預金金利が「雀の涙」ほど上がっても、借金の金利はそれ以上に上がるから、多くの消費者の財布は差し引きマイナス。株に流れた資金を呼び戻すほどの効果は当分でないだろうと思う。

機関投資家の多くは値動きを数値的にシミュレーションして売買を決めるようなことをしてるだろうから、当然、そのような計算のパラメータには、いまや無視できない数の個人投資家の心理も織り込まれているはずだ。いまだ弱気な個人投資家に市場が引きずられる形が、こうした機関投資家の動きで増幅されているのではないかとも思う。

個人の動きは読めない反面、マスコミなどに引きずられることも多い。政治だって、一般の経済政策よりは庶民に直結する政策のほうが個人投資家の心理的なバックグラウンドに強く作用する可能性もある。たとえば、政治家のなにげない発言や一挙手一投足が、これまでとは違う意外な形で市場に影響する、なんてこともあるかもしれない。某TV番組のように、消費者にパニック的動きを起こしてしまうようなものも要注意だろう。

このところの政策や政財界の動きを見ていると、消費者の財布をなんとかしてゆるめよう、という姑息なキャンペーンが多いように思うが、消費者はそれほどバカじゃない。「失われた10年」で最も失ったものは、真っ当に働いている庶民の幸せかもしれないとおもう。そんな痛い目を見た庶民は、きちんと自分の実入りが増えなければ財布のヒモをゆるめないのは当然のことだ。

政治家や役人は「デフレ」脱却キャンペーンに浮かれている暇があったら、庶民の生活不安を払拭するような政策をもっともっと考えて実行するべきだろう。

あちゃぁ・・・・・、昨日からちょっとヤバかったんだけど・・・。
今朝、靴下をはこうと体をぐっと曲げた瞬間、「みしっ・・・」と腰というか少し上の方が・・・・・。前屈みになると激痛がはしるので、とにかく姿勢を正してじっとしてるしかない状態・・・。

この前のボウリングが祟ったんだろうか・・・。しかし情けない・・・・。

このぐずついた天気は、正直言ってもうカンベンしてほしい。予報じゃ来週以降になる見通しらしいけど、5月の中旬から続いたこの天気にはもうそろそろ限界。気持ちにもカビがはえそう。こんな写真でも見て、夏が早くくることを祈ろう。
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昭和天皇発言メモ

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元宮内庁長官メモが波紋を呼んでいる。今、このタイミングで出てくることも奇妙だが、それはさておき興味深いものだ。

A級「戦犯」は勝者の論理で決められたものという人たちがいる。たしかに東京裁判は、戦勝国が敗者を裁いた、しかも、ある意味で根本的な戦争(開戦)責任の所在に目をつぶったままの、いびつなものだったとも言える。しかし、そのA級戦犯に上げられた人たち(の一部?)に対して、昭和天皇が靖国参拝をやめてしまうほどの不快感を感じたということはどう考えるべきなのだろうか。開戦前夜から終戦に至るまでの過程で、何か昭和天皇自身の意志と大きく違うことが彼らによって行われたのではないか、そんなことを考えてしまう。だとしたら、彼ら(の一部?)は、お仕着せの戦犯ではなく、日本の進路を破滅的に誤らせた、真の意味での「戦犯」だったのかもしれない。

最終的には、「真偽はわからない」でうやむやになってしまいそうな、今回のメモ騒ぎだが、あのような悲惨な戦争への過程を探る上でのなにかヒントになりそうな気がした。

突然に会社のボウリング大会。
第一次ブームで育った世代としては、いいところを見せたい・・・・はずだった。

しかし・・・。結果は、日頃の不摂生を身にしみて感じるハメに・・・。自制して1ポンド落としたつもりの12ポンドがあんなに重く感じるなんて・・・。そもそも握力が1ゲームももたない・・・、スチール缶を簡単に握りつぶせても、その力が持続できないのだ。足ももつれてステップが安定しない・・・、焦れば焦るほど状況は悪化する。スコアは・・・少なくとも自慢できるレベルにはほど遠い。

これはかなり悔しい状況だ。少なくとも4年前はそうじゃなかった・・・。(実は4年ほどボウリングはしてない)・・・というのも単なる言い訳にしか聞こえないだろう。

少なくとも、これは減量と鍛え直しを真剣にやろうという動機にはなりそうだ。歳のせいにはしたくないから・・・・。

玉虫色

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中東問題でのサミットのメッセージ

いかに中東地域に各国の権益が複雑にからんでいるかということを如実に反映したものとも言えるだろう。一方、このような形にしろ、とりまとめられたという点だけをとってみれば、各国の「前向きな妥協」の産物とも言えそうだ。

そういう意味で、イスラエルと中東諸国、イスラム勢力に最も欠けているのは、この「妥協」かもしれない。宗教がからむと妥協が難しい。そもそも、これは歴史的に聖地争奪戦の意味合いもある。本来、人々に幸せをもたらすはずの宗教や思想が奇しくも戦争の原因になる。皮肉な話だと思う。「原理主義」はどの宗教にも存在する。しかし、これを突き詰めていけば、世界征服が必要になる。一つの宗教グループが原理主義に走れば、必ず他の宗教をも刺激して原理主義的グループを発生させる。現代の政教分離原則はそうした危機を避けるための、これもある種の妥協の産物だろう。

ともあれ、これ以上の拡大は、またしても中東戦争を引き起こしかねない。当事者の妥協に期待したいところだ。

朝からどんよりした天気。夏空は昨日一日だけ・・・。

昨日は、横浜に出て、ヨドバシカメラで20インチのLCDを買ってきた。ボケたCRTをずっと見ていたので、この鮮やかさは目が痛いくらい。物持ちが良すぎるのも問題だなぁ。しかし、箱を開けて見たら付属品の袋が入ってないというアクシデント。ケーブル類はとりあえず有りモノでなんとかしたけど、今日、またヨドバシに行って文句を言わなくちゃ。たぶん、保証書を取り出すときに出して入れ忘れてるんだと思う。

サマージャンボを10枚購入。買わなきゃ当たらない・・・。(笑)まぁ、抽選までの間、当たったら・・・と想像するのも楽しいので。

警官発砲

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最近、警官が発砲する事件が多い。たしかに凶悪事件が増えているから、これ自体を悪いというつもりはないが、一方でこうした事件が増えることで、結果的に犯罪者側の武装もエスカレートするのではないかと危惧している。たしかに、一般人でも銃を入手できる米国などと比較することはできないかもしれないが、一方、忘れてはならないのは、銃を使うのは一般人ではなく「犯罪者」だということ。実際、犯罪者に銃器を流すルートは存在するはずだし、警察がそれに対して有効な手を打てているかといえば疑問だ。安易な銃器使用は負の連鎖を引き起こす可能性があるから、警察は、銃器使用の妥当性をきちんと検証してほしいものだ。

夏空

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予報じゃまだ梅雨明けは先のようだけど、今朝の空はもう夏空。今日も暑くなりそうだ。暑くても、じめじめするよりはよほどいい。この連休、明日の夜あたりから天気は崩れる予報だけど、はずれてそのまま梅雨明けして欲しいものだ。

さて、北朝鮮情勢も気になるが、中東情勢のほうが深刻なようだ。「実験」でミサイルを飛ばした北朝鮮と、過激派掃討を大義名分に隣国に戦争を仕掛けているイスラエル、さて、いったいどちらが、より「悪」なのだろう。サミットは冒頭からモメそうだ。常にイスラエルに対して甘い(というより及び腰な)アメリカ。俗説を信じるわけではないが、「弱み」の存在を感じてしまう。そういえば、原油が高値を更新し続けているが、これで稼いでいる奴らがいるはずだ。そのあたりがカギなのかもしれないなと妄想している。言われているほど、産油国は儲かっていないかもしれない・・・と考えるとちょっと怖い。

妄想はさておき、8月にBlackHatとDEFCON見物でラスベガスに行くことになった。今年の米国行きは前回のアリゾナといい、砂漠と炎天に縁がある。実はBlackHat US は初めて。どんな雰囲気なのか、楽しみだ。

あつ~

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異常に蒸し暑い夜だ。エアコンを切れない。
梅雨も終盤だけど、早く明けてくれないと、5月からのこのじめじめした天気は、そろそろ限界だ。湿気のせいなのか、メインPCのCRTが高圧部分の放電が原因でお亡くなりに・・・。まぁ、このCRT、8年ほど前に買った、Pentium II マシンについてきた富士通製。かなり画面もボケてきてたので、そろそろLCDに換えようかと思ってたところだったから、丁度よかったかもしれない。しかし、ただの粗大ゴミと化したディスプレイの始末はちょっと困りそう。最近回ってくる廃品回収車にでも出すしかないか。

さて、ココログのメンテが終わって、さてどうだろうとアクセスしてみたら、とりあえず操作に遅れがなくなって快適だ。まぁ、油断はできないけど、とりあえずメンテナンスはうまくいったみたいで一安心。

北朝鮮は中国も韓国も袖にして、孤立を深めてる。スポーツ新聞の紙面には「軍暴走」なんて物騒な文字も・・・・。日本と米国はあくまで制裁決議にこだわってるようだが、はたして、とことん追いつめるのが得策なのか・・・、ちょっと考えてみたいところだ。自滅を狙うのなら、それもいいかもしれないが、とばっちりはあちこちに出てきそう。

中東もキナくさい。しかし、イスラエルという国があそこまでやって、国際社会の非難を受けないというのは、世界7不思議のひとつに数えてもいいかもしれない。報復の連鎖は泥沼化必至。イラン問題も予断を許さない。

そう思ってみると、今の世界は戦争の崖っぷちに立たされているのかもしれない。

北朝鮮考

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ああ、しかしなんでこんなに遅い? ログインを試みてからここまで来るのに20分くらかかってる。もしかして、勝手に何かいじったんじゃないの?、たとえばいつのまにかキャッシュをはずした・・・とか?。昨日ぐらいから極端に遅くなってるけど・・・。

グチはともあれ本題。

北朝鮮という国の特徴をあげつらってみた

・神格化された指導者(というよりは「皇帝」に近い)の君臨
・徹底した愛国教育、恐怖政治による国民締め付け
・「皇帝」を利用して軍部が政治的にも主導権を取っているらしい
・徹底した国内向け報道統制(何も知らされない国民)
・他国(特に米国)が自国の体制崩壊を狙っているという「被害妄想」
・国際ルールを無視した振る舞い

と書いてみて、つい60~70年前のどこかの国に、すごくよく似ているような気がするのは私だけだろうか。だとすれば、対応を間違えると、国家自殺的暴挙(戦争)に走りかねないかも。あまり追いつめすぎない方がいいかもしれない。

青歯鍵盤 for M1000

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こんなものを手に入れてみた。

最近、M1000のソフトキーボードの細かい字が見づらかったので(苦笑)なかなかグー。漢字変換ソフト付き。

http://www.reudo.co.jp/rboardk/rbk-1000bt.html

Dsc00876

#しかし、まだ重いなぁ、ココログ・・・

火曜から水曜にかけて投稿できなくなるらしい。

http://info.cocolog-nifty.com/info/2006/07/711_1400713_140_a510_1.html

これを見ると、このまえ発生した、他の人の記事が表示された障害は、キャッシュシステムなるものの障害のようだ。記事が混乱する・・ということを見ると、単純なWebキャッシュじゃなくで、どちらかといえばデータベースと日記アプリとの間のキャッシュのようだけど・・・。そういえば、今現在も、レスポンスがすごく悪い状態になってる。はたして、NIFTYの言うとおりに万事うまくいくかどうかは、パソコン通信時代からの実績が物語っているので、なんとも言えないが・・・(苦笑)、ユーザとしては期待して待っているしかないだろうね。

アナウンスしながら導入が見送られている「アクセス解析」も早くリリースしてほしい。どうして、フリーバージョンのほうが有償バージョンにない機能を持ってるなんて逆転現象が出たのか。たぶん、想像だが、トラブってもフリーならクレームに耳を貸さないですむって安直な考えだったり・・・。まぁ、そこまで良識のない会社とは思いたくないのだけどね。サポート部門にとって、「クレーム慣れ」してしまうのは、ユーザの評判を落とす原因だと思う。これは、どこの会社もそう。「仕様です」という言葉の乱発もそのひとつだろうな。そもそも、どこにも書いてないものを「仕様」というのか・・・と言いたいのだけど。日々、お客さん相手の仕事をしてる我々も、人のフリ見て・・・といきたいところだ。

明日は七夕

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街を歩いてるとこんな光景もあちこちで・・・・。明日は七夕。でも、お天気はあまり期待できなさそうだけど。
Ajisai200607_014

とうとうやったか・・・、と思ったら、どうもテポドンじゃなくて、短距離ミサイルのノドン(スカッド)らしい。それも2発とか3発とか・・・・。

どうして、テポドンじゃなくて、そんな短距離ミサイルを、この緊迫した時期に敢えて撃ったのだろうと考えれば、答えは、一つしか考えられない。これ、日本への当てつけじゃないか。射程の長いテポドンは当然、米国も刺激する。一方、ノドンならば、どんなことをしても米国には届かない。でも、日本はきっちり射程に入る。

これは、北朝鮮の、「米国は敵にしたくないが、日本は敵・・・」という明確なメッセージだと思う。さて、日本政府はどう動く?。明らかに6ヶ国の枠組みから日本を浮かせようという策動に思えるのだが。もともと拉致問題で浮いてしまっている日本は、さらに厳しい判断を迫られることは確実だろう。

一方、韓国の調査船が竹島エリアに入ったとの情報もあり、こちらも緊迫。米国民はシャトル打ち上げに釘付け・・・、まったくここしかないタイミングだ。日本の外務省にツメのアカでも飲ませたい気分だ。

くじら・・・

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75%が捕鯨再開に賛成なのだそうだが・・・・(今朝の日経)

個人的は、「鯨」って「臭い代用肉」ってイメージなんだけどなぁ。ガキの頃、クジラの缶詰、給食で出てくるクジラのフライは臭いから大嫌いだった。「珍味」と言われる部分はほんの一部、大半はマグロの血合いに近い、「臭い肉」だと思うのだが、これが日本の食文化・・・なんだろうかなぁ。象牙をとるために巨大な象を殺す愚に近いと思うのは私だけ?

いきなり・・・だが、最近とみに思うことだ。

情報漏洩事故、しかも内部のルール違反や犯罪によるものが増えている(というよりも、頻繁に「報道」されるようになっているだけのようにも思える)昨今、記者会見で「性善説でやっていたが、甘かった。これからは性悪説で・・・」といった釈明をする会社経営陣が見られるようになってきた。それにあわせて、企業でも「性悪説」にのっとったセキュリティ対策を叫ぶ声が増えつつあるように思う。しかし、これは本当に正しいことなのだろうか。

「性悪説」の意味は、「(生まれついての)善人なんていない」ということだ。しかし、多くの人は逆説的に「根本的にはみんな悪人なのだ」というようにとらえてしまうだろう。少なくともこの社会に暮らす多くの人たちは「善良」な人たちだ(と信じたい)。一握りの悪者と善人の区別が難しくなってきているのは確かだが、それでも大多数は善良な人たちだ。会社もそう。そうでなければ、今の会社のシステムなんて成り立たない。経済だって、自由競争なんて決して成り立たないだろう。問題は、大多数の善人から悪人をどうふるい分けるかということのはずだ。この社会に唯一、このような(俗な解釈で言うところの)性悪説に立っていいものがあるとすれば、それは「刑務所」だろう。会社で「性悪説」を叫ぶこと、つまりは会社も「刑務所」と同じ考え方でやる、いうことになりはしないだろうか。

これは、考え方の問題だと思う。「性善説」だからといって、放任や盲信が許されるものではない。むしろ、少数の悪人から善良な人たちを守るためにしなければいけないことは多いはずだ。そういう意味で、先の「性善説だったから・・・」発言は、単なる責任放棄の言い逃れに過ぎない。たとえば、そのためには様々なルールやそれに基づいた規制が必要になるだろうし、「監視」することも必要になるだろう。しかし、それらは「性悪説」に立たなければできないことではない。むしろ、「性善説」であるからこそ「しなければいけない」ことだと思うのだ。

私が最も恐れるのは、この「性悪説」という言葉の一人歩きだ。「性悪」と言われた瞬間、善良な社員たちは会社と敵対してしまうことになる。「会社は自分を疑っている」という意識は悪人にとっては牽制になるが、善人にとっては心の痛手である。ひと握りの悪人を牽制するために、多くの善良な人の心を傷つける愚を犯してはならないと思う。

これは、ある意味で「言い方」の問題であるかもしれない。セキュリティ対策はどちらの立場でも、多少の違いはあれ、あまり変わらない。それは現実にある「リスク」に基づいたものであるはずだからだ。しかし、実はそれらの対策の中には善良な人たちの協力なくしては成り立たないものも多い。だとしたら、こうした善良な人を敵にまわすような言い方は、対策そのものを危うくしてしまいはしないだろうか、というのが私の問題提起だ。

会社は皆さんが善良であることを信じます。しかし、一方で悪人を決して許さない。そのために必要な措置はとります。・・・・ということなのではないだろうかと思う。

梅雨空 returns

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まだ雨は降ってないけど、どんよりした空が戻ってきた。まだ梅雨明けは先かなぁ・・・。

先月NetSecネタで書いた、情報セキュリティ大学院大学の内田先生が行われた第3回情報セキュリティ調査の結果が正式に発表になってます。CSI/FBI Computer Crime and Security Survey(CSIホームページ参照)と同じ内容を日本で調査し、日米の比較を行ったもので、とても興味深いものです。

たとえば、セキュリティインシデントの被害額ランキングでは、1位はウイルス被害で変わらないものの、2位は米国では不正アクセス被害なのに対し、日本ではPC盗難だったりします。米国では3位は情報の盗難ですが、日本では内部者のネットアクセス乱用と差が出ています。PC盗難や内部者の乱用は、たぶん副次的に情報漏洩などを伴う可能性が高いのですが、もしかしたら日本ではそのあたりの被害をきちんと掌握できていない可能性もありますね。セキュリティに関する仕事のアウトソース率も米国では企業規模にかかわらず10%以下であるのに対し、国内では大企業ほどアウトソース比率が高まっているのも面白い傾向です。このあたりに企業のセキュリティへの意識の違いがあらわれているのかもしれません。

ともあれ、面白いので興味のある方は、ぜひご一読ください。

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