人生、後悔することは多いのだが、「してよかった」と思うことは案外、少ない。
私の場合、最近特に思うのが「禁煙」である。今だから言うが、18の歳から30になるまで、ひどいときには1日3箱(たぶんニコチン、タールの量から言うなら、その前の「ロンピー」2箱のほうがひどかったかもしれないが・・・)吸っていた私が、一気に禁煙できたのは奇跡に近い。それからかれこれ20年、最初の5年ほどはタバコを吸った夢を見て、「しまった・・・・」と思って目が覚めることもしばしばだった。(いまだに、たまに見るから、いかにタバコの常習性がきついかという証拠にもなる)
今朝も、JR東日本の新幹線などの禁煙化とそれにJTが「残念」というコメントを出したニュースを見て、改めて思った次第だ。禁煙の辛さは身にしみている。なんせ、しばらくは夜中に過呼吸みたいになって目がさめたし、体調はかえって悪化した。調子の悪い状態は半年は続いただろうか。それでもやめられたのは、このまま吸い続けたら・・・という不安以外の何者でもない。
最近、会社の自分がいるフロアが完全禁煙になり、廊下の端にあった喫煙コーナーが廃止されたのだが、それから2ヶ月ほどした今でも、その一角の臭いと来たら、3分もいたくないくらい。壁紙は茶色にススけてるし、自分の肺の中もこんなになるのだと思ったら、やめたくなる方が自然だろう。吸っていた頃はそんなことは全然気が付かなかったのだが・・・。たとえば、飲み会の席で隣にタバコを吸う人が座ったら、翌日、酔いが覚めてみると、上着にものすごい臭いがついてたりする。これも自分が吸っていた時にはまったく気が付かなかったことだ。
喫煙者にいいたい。自分のために禁煙しなさい・・・と。やめるときは医者に相談するのが最もいいかもしれない。喫煙はニコチン中毒や依存症という「病気」なのだから。
私も禁煙してそろそろ1年になります。んな、40年も吸ってたら止めても無駄だって!と言われそうですが、禁煙してよかったなぁ。いまなどは、少しでもタバコの煙の匂いがあるとすぐにわかります。
もう隣でタバコを吸われても、吸いたいとも思わなくなりました。
ぼくも渡米をきっかえに禁煙できました。もう2年になるかなぁ。日本に帰っても禁煙が続けられるように、日本でも米国並みに禁煙文化が広まると助かります。やっぱり横で吸われると、ついつい、、自信が無いなぁ。