昨日、「なんとかしろ~」と言ったとたんに天気が好転。今日はすごくさわやかな快晴になった。言ってみるもんだ。(笑) 中休みかな。来週中盤はまた崩れそうな予報だけど、今月に入ってから天気予報ははずれっぱなし。予報屋さんには申し訳ないが、はずれてくれることを祈りたい。
うちのPCに入ってるNAV君が更新しろとうるさいので、昨日、横浜に出たついでに、2006年版を買ってきた。バージョンアップ版をネットでも購入できるのだけど、量販店で売ってる「優待版」の実売価格にポイント還元を考えればそんなに差はない。インストール直後のフルスキャンがいましがた終わって、とりあえず感染は発見されず。(まぁ、2005年版で何も出ていなかったんだから当然といえば当然だけど、そもそも、もはやAVソフト(あ、AntiVirusの略ねぇ (^^;))に100%はありえないので、とりあえずこれは気休めだ。)
スキャン結果の表示を見ていて、ちょっと気になったこと。「脅威」「リスク」という言葉の使い分けだ。「ウイルスの脅威」「スパイウエア等のリスク」というような使い方がされているのだが、さて、セキュリティの教科書で、さんざん「リスク=脅威×脆弱性×資産価値」という公式を見ている人からすれば、こうした使い方は異論があるところだろう。あまり教条主義になろうとも思わないが、少なくとも、なんとなく「脅威」「リスク」の使い分けが、危険の大小(たぶん、大小というよりは質なのかもしれないが)を示唆しているように思えるところが気になる。一般人の感覚でどちらをより深刻にとらえるだろうか。もし、漢字の「脅威」のほうがカタカナの「リスク」よりも深刻なイメージなのだとしたら、それはちょっと危ない発想かもしれない。スパイウエアに分類されるものの多くが、悪性かどうかという判断において「グレーゾーン」のものであることも確かだが、そこらのウイルスとは比較にならないくらい危険なものも存在する。特に一般のユーザにスパイウエアのほうが軽い認識を植え付けてしまうとちょっと危険だろう。この表示を考えた人が、そういう安易な発想でなければいいのだが・・・と思う。そういう意味では、前バージョンは「脅威」で統一されていたのだけど、それをなぜ変えたのか・・・・。まぁ、ここまで考えてしまうのは職業病なのかもしれないけど、今、情報セキュリティで一番求められているのが「啓発」「教育」なのだから、その旗振り役のベンダはもうちょっと表現にも神経を使って欲しいところだ。
ついでだから言うが、違うウイルス対策ソフトベンダが、「管理者いらずのウイルス対策」なるものを提唱しているのも気になる。「手間がかからない」ということをいいたいのだろうが、「手間がかからない」のと「管理がいらない=ほったらかしでいい」のとは意味が違う。ウイルス対策ソフトが100%のウイルスに有効でないことを一番よく知っているはずのベンダが、こういう表現をしてしまう、それもどちらかといえば中小企業向けの製品で・・・というところに、少々危惧を感じるのだ。この製品には管理者用のWebサイトがあって、そこでウイルスの検知状況などがわかるようになっているのだが、こんなサイトもまったく見る必要がないということなんだろうか。そういうふうに誤解されてもしかたがない表現のように思う。「管理者いらずだと言うから入れたのに、ウイルス感染が発生して大きな被害がでたぞ、どうしてくれる!」というクレームで自分の首を絞めることにならないことを祈りたい。
はぁ、天気の話からこういう話になってしまうのも、職業病かもしれないけど・・・・。さて、仕事は忘れて、このお天気を満喫しよう。
首は絞まらないでしょう。そんなのは免責事項に記載済みなんだし。
日本の風土はお客様優位だからねぇ。裁判沙汰になるならともかく、他社に入れ替える、と言われりゃ弱いと思うよ。まぁ、ベンダ(メーカー)は知らんぷりで、代理店がいじめられる・・・って図式も多いけど・・。(って本当にグチになっちゃうからやめとこう・・・(苦笑))
だって、日本の会社じゃないし。特にその会社は代理店どころか日本支社をいじめまくっても何も出て来なかったので、ええ、別の会社に代えましたとも。