アイフル事件の「手のひら返し」

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アイフルの強引な取り立て事件をきっかけに、金融機関の提携見直しがあいついでいるようだ。

http://www.asahi.com/business/update/0505/009.html

マスコミから「サラ金」なる言葉が消えて久しいが、本質は変わっていないということなんだろう。合法的な衣を着てはいるものの、その「搾取体質」は、より巧妙なものにかわってきている。

低金利時代で、不良債権に苦しんだ銀行が、あいついで手を出した「サラ金」との提携。定期預金だって、0.02%なんていう「客をなめきった預金金利」の一方で、自らの(一般向け)貸し出しは絞って、サラ金の高金利から甘い汁を吸おうって魂胆は見え見え。そのボロが出た格好だ。

低金利時代、預けるよりも借りた方が得、という宣伝に騙されて泣いた消費者は多いと思う。ちょっと算数が出来れば、住宅や高級車などの超高額なものは除いて、預金金利ゼロでも少し我慢して金を貯めてから買った方が得なことは、すぐわかる。こんな単純な事実に目をつむって、サラ金に手を貸すという、一線を越えてしまった「堅気のはずの」銀行は、今泡を食っているようだ。もしかしたら、低金利政策の終焉をにらんで、グレーな関係の精算を狙いはじめているのかもしれない。

私も若い頃には借金で首が回らない経験もした。共産主義は嫌いだが、資本主義経済の権化たる銀行の搾取体質も肝に銘じておこうと思う。

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コメント(2)

はじまして☆
アイフル意外にももちろん似たような手口で借金取りたてを行っていた金融業者は、多いでしょうネェ…。たまたま発覚したのが「アイフル」だっただけで(_;こんな状態の日本での資本主義経済も考え物ですよねぇ~("._.)
…で、突然お邪魔してしまいましたがウチもミナミに新しくOpenした不動産なんですが、良かったらなかなか楽しめるblogなんで寄ってみてやってくださイッ♪

たぶんどこも似たり寄ったりだと思いますよ。サラ金の最大のノウハウは、「取り立て」と「貸し倒れしないぎりぎりまで貸す」ですからねぇ。特に後者は、いかに借り手を利払いだけでせいいっぱいのところに追い込んで、元本を減らさずに利息を稼ぐか・・・というあこぎなものですし。それに苦し紛れに手を出して、都合が悪くなったら関係を清算する銀行を見てると、バブル期の大盤振る舞いからその後の「貸しはがし」に繋がる体質はなんら変わってないどころか、より悪質になってるように思います。

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このページは、風見鶏が2006年5月 5日 11:44に書いた記事です。

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