連帯責任と言う名の暴力

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これまた、またしても・・・・の駒大苫小牧事件。

盛大に宴会をやらかした3年坊は何を言われても仕方がないかもしれないが、それを理由に、既に関係のない1,2年生チームが出場辞退しなければいけない理由はどこにもないと思う。綱紀の乱れ、というが、はたして今の「高校球児」で、「清く正しい」と言い切れる子が何人いるのだろう。もちろん、こうした「悪さ」を弁護するわけではないが、高野連の「理想」とはうらはらに現実はかなり違った物ではないだろうか。そして、大人たちはその現実に片目をつぶって理想論だけを述べているように思えてならない。

毎回思うことだが、問題を起こした生徒は部活動停止や退部処分、謹慎、停学、あるいは退学などの処分を受けても仕方がないし、それはきちんとやるべきだ。しかし、チームを処分する(あるいは自粛)とは、ある意味危険な暴力である。兄貴が悪事をはたらいたから、弟にも連帯責任で罰を与える親がいたとしたら異常に写るに違いない。それと同じ事だと思う。この発想は戦中の隣組と一緒だ。どうやら、高校野球を仕切る老人たちは戦前・戦中の暗黒政治に懐古の念を持ち続けているらしい。そろそろ、高校野球にも「改革」が必要だ。小泉さん、首相を辞めたら高野連に行ってはどうだろう。もちろん試合前に東を向いて柏手なんてのはご遠慮申し上げたいが・・・・(笑)

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このページは、風見鶏が2006年3月 4日 12:19に書いた記事です。

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