ダークマターという言葉がある。
宇宙は無から生まれ、ビッグバン、そしてインフレーションと呼ばれる急激な膨張を経て今の姿となり、さらに膨張を続けている。この宇宙の膨張速度、さらには将来膨張が止まるか続くかという論争が宇宙論者の間で長年行われてきた。この行方を決めるのが宇宙全体の質量なのだが、星として見えている質量をすべてあわせても、今の膨張速度を説明するだけの量にはならず、どうやら見えざる物質、つまりダークマターがかなりの量、存在するのではないかと言われてきた。見えないが、宇宙の命運を左右する力・・・・、なんとなく暗示的である。政治の宇宙にももしかしたらダークマターが存在するのではないか、と思いたくなる時がある。今回がそうだ。常人の感覚からすれば、誰かを悪者呼ばわりするときは、それなりの覚悟と裏付けが必要だということは疑いようがない。しかし、いやしくも国会議員たる大先生が、そんな見識も持ち合わせておらず、子供の喧嘩みたいに相手の悪口をまくしたてるようなことを出来るものなのだろうか。一人の先走りならばいざしらず、そんな大先生達が集う政党もそれを後押ししていたというのに、今になって自信がないから辞めます・・・だって?。どう考えても腑に落ちないのは私だけだろうか。もしかしたら・・・これはダークマターの影響なのだろうか。そういえば、今回のライブドア問題が起きたタイミングもダークマターの影響を受けているのかもしれないなと妄想している。表に輝いて見える大政治家先生たちは単なるピエロ、操り人形だったりしないか???。そんなことを考えてしまう昨今の政界である。
そういえば、冒頭の話に戻るが、最新の理論では宇宙は質量が引き合っているにもかかわらず、逆に膨張は加速しているそうである。そこにはダークエネルギーというものが作用しているのだそうだ。ダークマターどころか、この日本を操り人形にしているダークエネルギーがあったりしたら・・・・。背筋がちょっと寒くなる話かも知れない。
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