トラのしっぽ・・・・

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逮捕されちゃったねぇ。
マスコミは大騒ぎ、市場は大幅安・・・・。

株価の不正操作が直接の容疑なんだそうだが、なんとなく、ライブドアは、誰かのしっぽを踏んでしまったのかもしれないな・・・と思う。もしかしたら、ニッポン放送騒動のあたりからこれは始まっていたんだろう。悪事は悪事だが、泥棒や人殺しとは違って、いかようにも解釈できそうな罪状に(素人目には)見えるだけに、地検にはきちんとした解明を望みたいところだ。

いくつかの報道や解説を耳にしたが、「堀江(ライブドア)はやりすぎた」といった解説が多い。彼はある意味で多くの企業がやっていることを、限度を超えてやってしまった、というわけだ。あるラジオ番組の解説で、彼がやったことをすべて「悪」にしてしまうな、といった内容が語られていたのが印象的だった。つまり、古い体質の経済界に対してある意味激震を起こした功績は大きいというのだ。これは私も同感。問題は、それが「犯罪」レベルにまで至ってしまったことであって、彼がしてきたことすべてを否定する必要はない。また解説はこうも言っていた。法律がやっと追いついたのかもしれない・・と。ある意味、最初は野放しになっていても、だんだんそれが目に付いてくると、法改正や解釈の追加、変更で規制しようとする動きが出てくる。ライブドアはその引き金をひいてしまったというわけだ。これもある意味では正しいのだろう。

私も心境はちょっと複雑だ。ある意味、常識破りの行動をするホリエモンを心情的には買っていたし、彼の成功をある種シンボリックなものとして捉えていた。しかし、それが違法な行為を伴っていたのであるならば、私は重要な部分を見落としていたことになる。今後の捜査で容疑がひっくりかえることはないだろうが、その過程で出てくる情報を整理しながら、彼が何をどこで間違えたのか(もしかしたら故意かもしれないが)を考えてみようと思っている。

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このページは、風見鶏が2006年1月23日 22:37に書いた記事です。

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