楽天の株式時価総額ってTBSより高いのねぇ。投資家から見た価値は楽天が上ってことかぁ。ヤフーは新日鐵より上らしいから、昨今のネットビジネスもバカにしたもんじゃないな。ちょっとバブリーにも思えるけど、インターネット利用者の底辺の急拡大を思えば、あながちそうでもないのかもしれない。
村上某氏(IT系ではないけど)といい、なかなか派手にやってて、眉をしかめてる人たちも多いようだけど、個人的には今の日本の経済界は少し揺さぶった方がよさそうに思う。米国のベンチャーやそれにからむ投資家を見ていて思うことは、すごく割り切った形で、素早く大金を動かせることで、たとえば斬新な技術を短期間に市場に出せるということ。もちろん当たりはずれはあるけど、それも投資家にとっては折り込み済みのリスク。当然、経営者は実績が出なければすぐにクビ・・・。ただ、資金のありあまる大企業でなくても、ある程度時間とカネをかけて新しい技術を育てることができるから、そうした技術が一部の企業に偏ることが避けられ、市場の健全性が確保できる。(もちろん、買収による集中はあるのだが・・・)そんな緊張感は、今の停滞気味の日本経済にも必要な気がする。
ぽっと出の新興IT企業より、よほど社会的にも認知されているはずなのに、時価総額ベースでの企業価値が低い企業の社長は、自分の責任をもっと深刻に認識すべきなんじゃなかろうか・・・。経営者だけじゃない。当然、社員だって、自分の会社の価値をどう上げるかということをもっと真剣に意識して仕事をすべきだろうし、経営者はそういうスタンスの社員をきちんと評価して重用すべきだ。当然、そうでない奴には即刻冷や飯を食わすべきだろう。
国際競争に負けない、とりわけ隆盛なアジアの隣国に、いつの間にかおいていかれないようにするために、そろそろなれ合いビジネスはやめにしたいところだと思う。
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