このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。旧ブログがシステムトラブルのため更新できなくなってしまったため、2023年10月に再構築しました。過去の記事は、こちら から参照できます。なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。 下のバナー画像は季節ごとに変えていますが、ブラウザによってはキャッシュされてしまって変わらないことがあるようです。季節外れの画像が表示されていた場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。

高飛びの最近の記事

帰途に

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いまさらの時差ぼけだろうか、昨夜はほとんど熟睡できずに悶々としている間に終わった。朝4時起きしてホテルをチェックアウトしてUberで空港へ。荷物を預けようとしたら、優先ラインと一般ラインがほぼ同じくらいの長さ。家族連れが多く、思ったより時間がかかる。セキュリティラインも同様で、多少時間がかかったのだが、ゲートには搭乗時刻前に到着することができた。

LA(LAX)行きの便は早朝にもかかわらず混雑していて満席状態だったが、滞りなく搭乗、

早朝にもかかわらず明るいラスベガスを眼下に離陸する。

西の空には満月。月が地球に最も近いスーパームーンである。

巡航高度に達する頃には周囲が明るくなってくる。荒涼とした砂漠地帯を飛び越えて、ロサンゼルスに近づくころ、いつものように低い雲が広がって、山が雲海に浮かぶ小島のようである。

ロサンゼルスは雲の下。午前7時だというのに、ハイウエイが大渋滞しているのがLAらしい。

ロサンゼルス国際空港(LAX)には定刻に到着。とりあえず、いつものデルタラウンジに行ったのだが、結構混雑している。ゲート近くにデルタ・ワン専用ラウンジがあると言うので行って見る。これがなかなかいい感じ。どこかのレストランかと思う雰囲気で、フルサービス。高級感たっぷりのラウンジである。

一時間ほどをラウンジでゆっくりと過ごし、さて、出る際にチップを置いていこうかどうか迷ったが、他の米国人客が置いていないようなので、置かずに出てきた。このあたりは、迷うところだ。羽田便には定刻に搭乗。機材はA330-900neo。いつものように、ウエルカムドリンクのシャンペンを飲んだら、流石に少し眠くなってきた。それもそのはず、日本時間では午前2時前である。まる一週間いたのに、身体はまだ日本時間を覚えているようだ。まぁ、帰るのだから、そのほうが都合がいい。

そして、定刻に離陸。マリナ・デル・レイやサンタモニカの海岸線を眼下に上昇する。

巡航高度に達する頃には雲が晴れ、カリフォルニアの山々と海岸線が見えてくる。

デルタ国際線の機内食は和食一択である。日本人シェフ監修で、クオリティーは高い。

LAX発の便はこうして前菜とメインを順番に出してくれるので、つまみながら飲んでいてもメインが冷めないのでいい。今日のメインはすき焼きである。

このあとデザートまで食ったら、流石に眠くなってきた。さて、寝る前にトイレ・・・と思ったのだが、トイレがいつまでたっても空かない。どうやら籠もっている客がいるようで、待ち行列ができてしまった。20分ほど待って、ちょっと限界近くなってきたあたりでようやく空いて、用を足し、とりあえず眠る。いつの間にか熟睡して、行程を半分くらい飛んだあたりで起きてこれを書いている。日本時間的にはもう朝なので、寝過ぎると寝坊癖をつけてしまうから良くないのである。今回の機内WiFiはえらく調子がいい。太平洋の真ん中でも問題無く通信ができる。デルタの機材のWiFiは二種類あるようで、便によっては海上に出ると繋がりにくくなってしまうものもある。衛星通信に影響する磁気嵐も少し収まってきたようだし、おかげで、こうして画像をアップロードしてブログもアップデートできるのである。

さて、到着まであと3時間ちょっと。羽田から車なので、もう酒は飲めないのだが、まったりと過ごすとしよう。

ベガス最終日

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今朝も快晴のラスベガス。あっという間の7日間、今日が最終日。

ISC2 Security Congressも今日が最終日。とりあえず、8時前に会場に入って朝飯の後、最後のキーノートを聴く。今日のスピーカーは、元ニューヨークタイムズのサイバー担当。メディアの目を通して見た、この10年ほどのサイバー攻撃の変遷についての話。いわゆるAPT的な脅威に加え、近年、犯罪組織が本格的に金儲けを始めたことで、状況が大きく変わったというのは、皆が認識するところ。一方で、APTはさらに先鋭化し、ウクライナや中東での表に出ないサイバー戦は激しさを増している。加えて、いわゆる情報操作、偽情報の流布といった活動が日常化していて、単に選挙だからという一過性のものではなく、周到に世論を誘導したり、分断を煽ったりすることは、常に行われている。平時において、むしろ怖いのはそちらの方かもしれない。ある意味、いわゆる「民主主義」の弱点を巧妙にに突いた攻撃である。こうした攻撃への対処は、とりわけ民主国家では難しい。たとえば、Xとイーロンマスクのように、言論の自由を盾に規制を拒否する者への対処は容易ではないからだ。しかし、自由と放任は違う、というのは昔からの命題である。自由を享受するためには、自ら自由を守るために責任を果たす必要がある。言論にしても、それに責任を持つことが求められるし、嘘は許されない。我々は、もう一度そのあたりをよく考えて行動する必要があるのだろう。

キーノートの後は、ブレークアウトセッションが2つあって、それでイベントは終了となる。一つ目の話は、グローバル企業でITとOTをあわせてリスク管理する方法論について。ITに重きを置いたISO27001のようなフレームワークはOTには適用しにくい。ISA/IEC64223がOTに適用できる主要なフレームワークになる。そもそも、ITとOTでは、文化が大きく異なる。そうしたことを理解しながら、会社全体のビジネスリスクとしてサイバーリスクを管理していくことは簡単ではない。加えて多くの国にまたがる企業では、その地域ごとの法制度、規制に対するコンプライアンスを意識する必要がある。こうしたことを考慮すると、既存のフレームワークを包含、統合したような独自のフレームワーク作りが不可欠になる。実際に、紹介された例ではまさにそのようなことをしているのだが、これは簡単なことではない。ただ、自分たちが依存できるフレームワークを見つけることは極めて重要だ。既存のフレームワークを基本に据えつつも、自分たちのビジネスや文化に合わない部分には修正を加えることは行っていい(行うべき)ことだろうと思う。このセッションは、そうした事例の紹介として、興味深いものだった。

最後のセッションは、「心理的に脆弱なユーザの特定」というものである。終了間際のセッションにもかかわらず、多くの参加者があったのは、皆、こうした問題に関心があるからだろう。(出展、根拠は不明だが)たとえば、フィッシングなどでは、8%の脆弱なユーザがインシデント全体の80%を引き起こしているとのこと。いわゆる「欺されやすい」とか「性格的に慎重さを欠く」ユーザということだろうか。たとえばフィッシングシミュレーション訓練とか、啓発教育といったことは多くの組織で行われているが、そうした教育の効果が上がらないユーザは存在する。改善が難しいのであれば、そうした対象への警戒を強化したり、場合によっては行動を制限するといった対応が必要になるかもしれない。もちろん、行きすぎれば差別に繋がるから慎重に行う必要がある。こうしたユーザを特定する方法として、たとえば中程度の難度の訓練メールを4回ほど投げて、そのクリック数でクラス分けするといったような方法が紹介されていた。思うに、特に脆弱なユーザを把握しておくことは重要だ。たとえば、インシデントの兆候が見られた場合に、判断の参考にできるだろう。ただ、それを持って本人の評価を行うことは避けた方がいい。評価はあくまで、本来の業務のパフォーマンスを元に行われるべきだし、仕事熱心な故にクリック率が上がるといったことも、可能性としては考えられるからだ。もちろん、テストの結果は全体的な傾向とともに本人には知らせるべきだし、それによって本人の問題意識を引き出すこともできるだろう。そのことと業務上の評価はわけて考えた方がいいと思うのである。可能であれば、仕事上のパフォーマンスや様々な属性等との相関を調べてみることで、問題の本質を見極められるかもしれない。そう言う意味では、こうしたテストは、全体的な傾向を洗い出すための一つの切り口に過ぎないということなのだろう。

そんな感じで、イベントは終了。クロージングセレモニーもなく、三々五々の解散である。ちょっと眠気がきつくなってきたので、今日もホテルに戻って2時間ほど仮眠する。夕方に街に出て少し散歩。今日はベネチアンのカナルショップスモールへ行って見た。ラスベガスに多い、偽物の空があるモールなのだが、ベネチアンホテルのモールだけあって、ベネチア風に運河が流れていて、ゴンドラが浮かんでいる。

しばらく中を歩いてから表に出る。気温はそれほど高くなく、半袖短パンで暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい感じだ。

最終日の夜は「肉」と決めていたので、アウトバックに入ってサラダと肉で晩飯。

店を出たらすっかり日も暮れて、夜景を見ながらしばらく腹ごなしに歩く。

今夜の月は満月直前。少し薄雲がかかっているが、いい月夜である。

ホテルの周辺をしばらくあるいて、少し歩数を稼ぐ。今日はあまり歩いていなかったので、少し頑張って、一万歩越えを目指す。

そんな感じで最終日も暮れた。明日は4時起きしてホテルをチェックアウトし、空港へ向かう。6時過ぎの便でロサンゼルスへ飛び、そこから羽田行きに乗り継ぐ予定だ。

今朝も快晴のラスベガス。7時に目覚ましをかけていたのだが、二度寝してしまい、慌てて会場に向かう。

慌てたのはキーノートに間に合わないことよりも、朝飯をくいそびれる(苦笑)ことだったりするのだが、とりあえず片付けられてしまう前に到着して、急いでかきこむ。しかし、そのせいで、バッジスキャンのスタッフが引き上げてしまって、キーノートはCPE(CISSPの継続教育ポイント)なしになってしまった。まぁ、自業自得なのだが・・・・。

今朝のキーノートは、セキュリティチームのメンタルヘルスのお話し。忙しい上に一旦インシデントが発生すると大きなプレッシャーがかかるセキュリティチームにとってメンタルの維持は重要な課題。とりわけリーダーは自分だけでなく、チーム全体にも気を配らなければならない。こうしたチームでのケアはなにもセキュリティに限ったことではない。従って、その方法論も一般的な仕事の上でのメンタルヘルスの維持と同じ切り口になる。ストレスの軽減には睡眠が一番なのだが、現代人にとって安眠の維持は簡単ではない。安眠グッズ市場は巨大化の一途だが、安眠グッズや薬もさることながら、寝る前に気持を落ち着かせることが一番のようだ。ベッドに入っても寝付けない時は、思い切って起きて、少し身体を動かしたり、気持を落ち着けてから寝るといい、というアドバイスである。

今日は、最初にゼロトラスト関連のセッションを聴く。日本では完全にバズワードと化してしまっている「ゼロトラスト」だが、その基本的な考え方をもう一度押さえ直しておく。「誰も(何も)信用しない」のがゼロトラストではなく、「根拠を持って信用する」=「暗黙に信用しない」というのが本来の意味だ。「性悪説」なんていう馬鹿げた言葉を使う輩も少なくないのだが、本質的に違う。セキュリティ境界についても同様だ。「境界防御は死んだ」的なことを吹聴するベンダがいるが、境界防御は依然として有効だし意味がある。但し、すべての防御を境界に頼るのではなく、その限界を見極めて、必要な対策を講じようということなのである。すべての対策をエンドポイントで行うのでは無駄が多い。境界防御とエンドポイント防御を適切に組み合わせることが重要なのだ。そういう真っ当なゼロトラスト論は、なかなか日本では聴くことができないから、こういう話を聴くと、ちょっとホッとするのである。

今日はちょっと睡眠不足で辛くなってきたので、昼食をパスして、昼休みはホテルに帰って少し昼寝した。おかげで、午後はだいぶ楽になった。

午後に聴いたのが、「AIの導入を経営層にかけあう際のポイント」についてのセッション。そもそも、こういうセッションのニーズがあるということは、セキュリティチームが積極的にAIを取り込もうとしていることの現れでもある。内容は一般的な経営層へのプレゼンテクニックなのだが、専門的な言葉は出来るだけ避けて、ビジネスとの整合に重点を置き、AIの利点とリスクを明らかにした上で、リスクは必ず対策も含めて提案しろ、というような話である。

合間のコーヒーブレークで展示会場へ行ったら、こんな囲いが用意されている。なんだろうと思っていたら、なんと仔犬とのふれあいコーナーだった。

やがて、仔犬が放されて、囲いの中に入ることができるようになったのだが、順番待ちの長い列が出来た。今朝のキーノートではないが、皆、癒やしを求めているようだ。

今日最後のセッションは、脅威モデリングの話。リスク評価やセキュリティ対策を考える上で、その前提となる脅威を明らかにすることは極めて重要だ。昨今の脅威は多様化、複雑化しているので、全方位的に対策を考えようとすると、労力やコストが馬鹿にならない。限られた予算や人員で対処するためには優先度を決めて対策を考えないといけないのだが、その前提となるリスク評価の第一段階として、どのような脅威を前提にするかということが大きな課題になる。自分たちのビジネス)や資産)が、どのような理由で、どのような相手に狙われ、攻撃がどのような切り口で行われるのかを出来るだけ明らかにして、可能性が高い脅威への対策の優先度を上げることが重要になる。これが脅威モデリングなのだが、まず、自分たちの持つ財産に高い価値を見いだすような相手や、自分たちのビジネス、活動、サービスが阻害されることで得をする相手などを念頭にそうした攻撃の対象となる資産と、相手を洗い出す。このあたりは、どちらかといえばビジネスや安全保障の視点が必要になる。次に、それらの相手が使うであろう攻撃手法を想定し、それらに対する対策を考えることになる。このあたりは、フレームワークとして、Mitre Att@ckなどが使える。こういうプロセスをきちんと話してくれるセッションはありがたい。これまで自分流で整理してきたものを再確認し、必要な修正を加えることができるからだ。この種の話は日本ではほとんど聴くことが出来ない。私が海外の、特にマネジメント系主体のコンファレンスに参加する大きな目的にもなっている。

さて、今日のセッションが終わった後、展示会場でレセプションが開かれた。今夜はここで飲み食いして晩飯の代わりにする。(笑)正直、街で晩飯を食うと出費が馬鹿にならないのである。まともなレストランだと$150~$200ほど、昨日や一昨日行ったBubba Gumpでのスープとサラダ(+ビール)で、$50~$60、今のレートで日本円に換算するのが怖いような金額である。まぁ、そのあたりを気にしていたら海外など来られないから、とりあえず目をつぶってはいるが、あとでカードの請求を見て、目を白黒させるのである。

ここでもわんこたちは大人気。ふれあいコーナーにはまた長い列ができていた。

そんな感じで、とりあえず腹もふくれたので、ほろ酔い加減で会場をあとにした。空には、だいぶ満月に近づいた月。

ベガスの夜は、今日もも賑やかだ。

明日は午前中でコンファレンスが終わる。そのあとどうしようか、まだ考えていないのだが、明後日は4時起きで帰途に就くので、もう少し遊びたいなと思っている。

今日からISC2 Security Congress 2024が始まった。今朝は7時起きで、ちょっと睡眠不足。とりあえず、大通りを挟んで向かい側の会場(シーザースパレスホテル)に行き、コンファレンスの参加者向けの朝食を食う。

オープニングに続いてキーノートはAI関連。どちらかというと、AIの現状での問題点を列挙したような内容が多かったのだが、スタンスは一応、「使う」前提。まぁ、今のAIは確かに問題が多いのだが、解決は時間の問題かもしれない。変化のスピードが速いので、今回聞いた問題が半年後、どこまで残っているか・・・というようなことになりかねない。そう言う意味では、タイムリーに最新の情報を追いかけ続けていないと状況を見誤りそうだ。とりわけ、動きが遅い規制当局や行政がこのスピードについてこられないと、問題がこじれそうである。そんなことを考えながら聞いていた。

そのあとは、セキュリティの定量的評価の考え方とか、医療関連へのランサムウエア攻撃の話とか。たとえば救急車の管理システムや、医療機関は言うに及ばず、医療保険会社のシステムが止まっても、人の命にかかわる事がある。地域の医療全体を維持するための危機管理は、個別の機関や企業だけではなく、その地域全体での連携を考えないとダメだろうという話である。そのあと聴いたAIに必要なスキルを考えるセッションで、「AIを使うために必要なスキルは、それを適用する仕事固有のスキルを抜きには語れない」という話には強く同意した。もちろん、今のAIは完璧とは言いかねるから、きちんとアウトプットをレビューできるスキルが必須なのだが、将来、AIがより完璧に近くなった時、今度はAIのアウトプットを理解できるだけの業務スキルが必要になる。いずれにせよ、AIは道具である以上、使う側が、その仕事の知識や経験を持っている必要があるということだ。まぁ、仕事を完全に任せてしまえるほど完璧なAIができれば別だが、もしかしたらそれもそう遠くないのかもしれない。そうなった時に、さて、人は自分の価値をどこに見いだすのだろうか。しばらくは、「専門家」としてのAIを活用するジェネラリストとして、AIがカバー出来ないより大きな絵を描く仕事があるだろう。まぁ、それもそのうちに・・・、と考えると少し暗くなるのでやめておくことにする。(苦笑)

午後に聴いたサプライチェーン関係の話は、ごく基本的な内容で、基礎のおさらいをした感じ。このあたりから眠気がきつくなって、英語が右耳から左耳に抜けて行くようになってくる。最後のキーノートに至っては、ちょっと厳しい状態になってしまった。例のブルースクリーン問題などを引き合いに、単一ベンダに偏るリスクを強調していたようだが、反面、マルチベンダーは運用コストがはねあがる。ユーザサイドの視点で見れば、コストは大きな問題だから、どうバランスを取るのかが問題だろうなと思うのである。

どうにか、5時半まで、すべてのセッションを聴いてから宿に戻り、晩飯を食いに出る。ちょっと未練がましく西の空を眺めるが、今日も彗星の影すら見えず。しかたがないので、また月などを撮影する。月もだんだん満ちてきた。

さて、何を喰おうかと、少し思案しながら歩く。

ベラジオホテルやプラネットハリウッドのモールなどを歩いて見たが、結局、昨日と同じBubba Gumpに落ち着いた。サラダの選択肢が少ないので、昨日と同じサラダ。今夜はスープを南部風のガンボにしてみた。今夜は少し人が多くて、大通り沿いはかなり混雑している。こんな風景を見ながらホテルに戻って、一休みしてからこれを書いている。

明日も一日、コンファレンスである。

今朝も快晴のベガス。ちょっと寝坊して、朝飯はホテルの売店のサンドイッチですませ、それから、とりあえず、明日からのISC2 Congress会場にバッジを取りに行く。

それから、ホテルに隣接しているショッピングモールを散策。例によって、屋内なのに(偽物の)空があるモール。

今日はダウンタウン方面へ行こうと思っていたので、外に出てバスを待つ。バス停の正面にあるミラージュホテル、8月に来た時も工事をしていたのだけれど、閉館、取り壊しになるらしい。火山噴火のアトラクションは名物だっただけに、ちょっと寂しい。

空を見ていたら、飛行機がこんなメッセージ(カマラに投票を)を書いている。このあたりも選挙モードである。

ちなみに、このすぐ近くには某対立候補のホテルがある。さて、ここからバスに乗って30分ほど。いつものフリーモントストリートにやってきた。

特に何をするわけでもないが、ここに来て歩きながら,賑やかな雰囲気を楽しむ。ホテル街とはまた違った雰囲気が味わえるので気に入っている場所だ。

ちょっと歩き疲れたので、軽く昼飯を食い、それからまたバスでホテル街の大通りに戻る。

さすがに疲れたので、しばらく昼寝・・・している間にもう夕方になってしまう。とりあえず、今日は軽い目の夕食にして、いつもの Bubba Gump へ。とりあえず、コロナとクラムチャウダー、エビ入りサラダの夕食である。

食い終わって外に出たら、すっかり暗くなっている。

で、ちょっと腹ごなしをかねて、昨日も行った15号線の橋の上へ・・。さて、今日は何か見えるかな・・・と思ったのだが、やはりダメ。

天気は快晴、砂漠地帯なので空気は乾燥して澄んでいるはず・・・。しかし、空を見上げても、月と金星以外何も見えない。それだけ、ラスベガスの光害が激しいということなのだろう。夜通し大量の電力を消費してライトアップしているのだから、並の大都会よりも空が明るくなってしまうのである。・・というわけで、残念ながら今回の彗星は見られなさそうだ。

しかたがないので、とぼとぼ歩いて帰る途中に撮った月。

大通り沿いまで戻ってきて、こんな絵を一枚。歩道橋の上のガラスに映ったイリュージョンっぽい一枚。

ちょうど、ベラジオ前の噴水ショー開演中。

ちなみに、昨日書いた、噴水ショー見物を邪魔する通り沿いの建物は、11月下旬に開催されるF1グランプリのための観客席らしい。終わったら取り壊すのか、残るのか・・・。しかし、この大通りをF1が走るというのは面白いだろうが、ラスベガスの交通は大混乱するだろうなと。超混雑必至だから、見物はテレビがよさそうである。

さて、そんな感じで今日も歩数は1万5千歩越え。今日もちょっと歩きすぎである。明日から昼間はコンファレンスなので、歩数も減るだろう。

歩きすぎ・・・

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今朝もラスベガスは快晴。この時期、朝と昼間の気温差が結構激しい。朝のうちは半袖短パンではちょっと涼しい感じだが、昼間は一気に気温が上がる。

朝飯は近くのコンビニで買いだして済ませ、昼前までゴロゴロして過ごす。昼頃になって、このままでは一日寝てしまいそうな不安を感じたので(笑)ちょっと外出。ホテルの南のあたりを少し歩き回る。

名物のベラジオ前の噴水。通り沿いから眺めることができたのだが、いつの間にか、何やら建物が作られて、通りからは見えなくなってしまっている。見物客目当てのバーやらレストランが入ると思われるが、ちょっと無粋である。

それからまた宿に帰ってゴロゴロ。午後4時過ぎにまた出かける。ちょっと目的があって、15号線を渡って、西の外れにあるRIOホテルあたりまで。ここは、以前DEFCON会場だったことがあり、何度か来たことがある。空にはこんな月が昇って来た頃。

RIOで少し時間を潰して、日が沈む頃に表へ出た。西の空が見えるこのあたりへ来た目的は、そろそろ「紫金山・アトラス彗星」が見えないかと思って。しかし、残念ながら、今日は見ることはできなかった。日没時点で、まだかなり低い所にあり、明るさも思ったほど明るくなっていないようである。

今週、次第に高度が上がっていくので、(一方で暗くなっていくのだが・・)明日か明後日辺りにもう一度チャレンジしてみようかと思っている。

暗くなるまで、15号線の橋の上を行ったり来たりしたおかげで、ちょっと足腰が疲れてしまった。さて、晩飯をどこで食おうかと、とりあえず大通り沿いまで戻ることにする。

少し歩いて、8月に一度行った寿司屋へ。結構ちゃんとした寿司が出てくるので、気に入っている店である。

この時点で、歩数はなんと2万歩越え。いくらなんでも、ちょっと歩き過ぎである。

明日、足腰が痛くなると困るので、今夜は湿布して寝ることにする。

今朝のラスベガスは快晴。朝のうちは過ごしやすい気温。7時半くらいに起きて少し散歩する。

この時間はまだ人も少ない。少し歩いて、帰りに朝飯のハンバーガーなどを買って帰る。

午前中はまったりと過ごして、昼頃にお迎えのシャトルバスで空港近くの施設へ向かう。

向かったのは、ツアーヘリの会社。久しぶりにグランドキャニオンへのヘリツアーに参加である。チェックインを済ませて搭乗を待つ。ロビーにはヘリのタービンエンジンが展示されている。

乗るのはこのヘリ。8人乗りである。

同乗者はイギリスからの観光客3人と、アメリカ人のカップル。こんな感じで、ラスベガス空港脇のヘリポートを離陸する。

ベガスの市街を越え、ミード湖とフーバーダムを経由してグランドキャニオンへ向かう。

このてのヘリツアーは2回目。前回はもう10年以上前だったと思う。数年前に飛行機+バスのツアーに参加して以来のグランドキャニンである。

途中、谷底のコロラド川脇に着陸して、ちょっとしたピクニック風の軽食。スパークリングワインなどを飲んでいい気分になる。これは、ヘリならではのイベント。

谷底の川を間近にみて30分ほどを過ごす。

谷底から見上げる絶壁はなかなか壮観である。

ここで、席を入れ替えて、私は前列に移動。前列は足元が見えるので、なかなか楽しい。帰り道に、途中、砂漠の中に着陸。何かと思えば、給油施設である。ここで、10分ほど給油。

以前、同じようなヘリツアーに参加した際には給油はなかったのだが、その時は発着がベガス郊外の飛行場だったので、距離が短かったからだろうか。そう思っていたら、帰りは、ラスベガスのダウンタウンあたりから、少し大回りしてホテル街の上を飛ぶルートだった。眼下にこんなホテルの姿も・・・。このオーナー爺は、いいかげん隠居でもしてくれると世界のためになるのだが・・・などと考えながら見ている間に、ヘリは着陸となる。

出発前の記念撮影の写真が出来上がっていたので購入。写真を買ったら、デジタル画像がダウンロードできるのが今風である。

送迎を含めて4時間ほどのツアー。なかなかエキサイティングだった。このところ、こういう遊びをしていなかったので、(それなりに値段ははるのだけれど)たまにはいいなと思った次第。

ちょっと疲れたので、ホテルに帰って一休みして、夕方に飯を食いに出かける。

途中、こんな奴を見かける。パンダのきぐるみ。

とりあえず、初日は肉!、ということで、近くのホテルのステーキハウスでこんな厚切りのフィレを食う。

おまかせで頼んだワイン(ピノ・ノアール)が、なかなか美味しかった。そんな感じのラスベガス。さて、明日はどこへ行こうかな。

秋の高飛び

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実家整理が終了して、とりあえず横浜に戻り、しばし、まったりとした時間を過ごす。10月に入っても異常な暑さは続き、こんな風景は、まだ夏の雰囲気。

暑さが続いて、散歩も夕方涼しくなってから。そんな時間帯、こいつらもそろそろと表に出てくる。

最近、別宅暮らしが続いて、どうも、横浜で散歩しようというモティベーションが上がらない。寝坊気味に起床していることもあって、朝の散歩も短めである。

その後、天気が崩れてしばらく雨が続き、気温が一気に下がって20℃を切るようになる。涼しいのはいいが、これまた散歩しようというモティベーションが上がらず、運動量がかなり低下。量ってはいないが、おそらく体重も増加していると思われ・・・。先週、いつものメタボ診察があったので、ちょっと戦々恐々していたのだが、幸いにもHbA1cは低下。ただ、空腹時血糖と中性脂肪は高めで、やはり運動不足の影響が出ていそうだ。

そんな感じで今週もこれといったイベントなく過ごしていたのだが、今日からまた高飛びする。毎年参加しているISC2 Security congress、今年はラスベガス。夏に続いて今年二度目。気温は30℃から35℃くらいと、8月に比べて下がったものの、また夏に逆戻りする感じだ。今朝は、とりあえず、朝飯、朝風呂、洗濯をして、昼過ぎに羽田に向かう。ふと見ると、大きなカマキリが壁に・・・。

例によってガジェット満載の荷物は重く、ちょっと羽田まで運ぶ気力がなかったので、車で行くことにした。駐車場代とタクシー往復の金額を比べれば、駐車場代のほうがいくぶん安くなるので。羽田の第3ターミナルもこんな感じで秋の装いになっている。

ラウンジに入って、小腹が空いたので、例によってカレーなどを食って、しばしまったり・・・。

今回、往路はミネアポリス経由という大回りルート。ラスベガス到着は午後7時と遅いが、料金が安いので選択。ビジネスクラスで30万ほど金額が変わるので、こういう選択はあり。そろそろ搭乗時刻。これからゲートに向かう。先ほど悲しいお知らせがあって、往路の飛行機ではWiFiが使えないらしい。さて、ワインでものんでひたすら寝るとしようかな。


【追記@羽田 16:30JST】

ゲートへ行ったら、なにやら機体トラブルで出発が遅れているっぽい。

アナウンスで、ちょっと修理に手間取りそうで出発時刻をまだ確定できないとのことだったので、とりあえずラウンジにもどって、もう一杯引っかけることに。(笑)

現時点での出発時刻は18:30と、約2時間半遅れ。そういえば、昨年もミネアポリス経由で出発が遅れ、乗り継ぎをミスったのを思い出した。今年は幸か不幸か、乗り継ぎ待ちが5時間ほどあるので、この程度の遅れならば十分間に合いそう。ミネアポリスでの時間つぶしが少なくなるので悪くない。そんなわけで、こんな景色を見ながら、まったりしている。

搭乗予定は17;35なので、まだ小一時間ある。まぁ、急ぐ旅でもないので、ゆっくりと待つことにしよう。


【追記@ロサンゼルス 14:32PDT】

予定時刻が近くなったので、とりあえず、様子を聞きに行ったら、なにやら怪しい雰囲気。メンテナンスに手間取っていて、最悪キャンセルになるかもしれないという。とりあえず、別便に振り替えるから、というのでお願いした。最初は、ANAのLA経由で、という話だったのだが、結局、こちらも遅れていたデルタのLA便に振り替えられて、午後7時前に離陸となったのである。

まぁ、LA(LAX)経由なら、ラスベガスへの最短ルートなので、予定よりも早く到着することを期待したのだが、そう甘くはなかった。LAからラスベガスへの便に空きがなく、LA6時間待ちで、到着は当初の予定より1時間遅れ。そんなわけで、LAXのラウンジで、こんな景色を見ながら暇つぶしをしているのである。

搭乗開始までまだ4時間ほど。さて、何をしていようかな・・・。


【追記@ロサンゼルス 17:10PDT】

そろそろ退屈も極致。まだ搭乗まで1時間40分ほど。飲んだらできあがりそうだし、喰えば食い過ぎ確実なので危険。脇では、なにやら出来上がって盛り上がっているグループが・・・。東方系かとおもいきや、どうやらラテン系のグループっぽい。ここのラウンジで、ここまで騒がしいのは初めてである。さて、だんだん間が持たなくなってきた。どうしたものか・・・


【追記@ラスベガス 23:45PDT】

どうにか目的地に到着。Uberでホテルに入ったら、事前にモバイルチェックインしていたはずなのに、チェックインできず、結局長蛇の列に並ぶ羽目になる。エクスカリバーは全部リモートでできたのだが、ここはダメっぽい。今回、コンファレンス会場(ばか高いホテル)の最寄りなので選んだのだが、それがなければ、MGM系のほうがよさそうだ。さておき、まぁ、とりあえずホテルに入って一息。今夜は早々に休んで、明日は午後から久しぶりのグランドキャニオン方面ヘリツアーに行く予定である。

今回の飛行ルートは、いつもに比べるとかなり南より。台風がゆっくり北上しているの、真っ向勝負を避けた形である。その分、時間はかかるので、乗り継ぎを気にする身とりては、ちょっと辛い。ラスボス台風は最後まで気をもませてくれる。おまけに羽田へのアプローチは16L、つまり都心上空からアプローチする最近できた新ルート。このルートは埼玉辺りまで一旦北上してから南下するので、34アプローチや22./23アプローチに比べて倍くらい時間がかかってしまう。普段なら都心の景色を窓から見られるので楽しいのだが、今回はちょっと精神的によくないのである。

前の席の米国人とおぼしき女性(なかなかの美人)とアテンダントが話しているのを聴いていたら、彼らはスカイツリーを東京タワーだと思っている様子。訂正してやりたい気分だったが、野暮なので口を挟むのはやめた。とりあえず、羽田には午後3時半くらいに到着。

今回、到着が遅れまくったので、この週末の墓参りのため、そのまま郷里へ飛ばざるを得なくなってしまった、しかし、5時すぎの小松行きに乗れるかどうかは、荷物次第な感じである。例によって、サテライトの一番端のゲートから入国審査場まで、コンコースの端から端まで歩く。そろそろこちら側にも入国審査場を作るべきである。さておき、今回は荷物を預けてしまったので、いずれにせよ待ちは生じるだろうから、比較的のんびり歩く。入国審査場を通過して、荷物返却台周辺の大混雑を見てちょっと寒くなる。前日の欠航騒ぎで臨時便やら振り替え客やらが殺到した結果なのだが、ここで時間を食われてしまうと、またしても乗り継ぎに間に合わなくなってしまう。だいたい、あれだけあちこち飛ばされて、荷物がまともに届くことの方が不思議である。ロスト覚悟なのだが、ロストしたかどうかは、荷物が全部出てこないとわからない。いったい出てくるのにどれだけ時間がかかるのか。図らずもラスボス戦は魔王の逆転勝利・・・かと思った時に、ターンテーブルの脇にATLANTAと書いた札をつけたカートが目に付いた。よく見ると私の荷物が乗っているではないか。歩いてくるよりも速く荷物がここまで届くはずもないので、おそらく、別便で送られてきたのだろう。なんと、待ち無しで受け取ることができた。これは嬉しい誤算だ。グッジョブ、デルタ!!である。

おかげで、さっさと第2ターミナルへ移動してANAのラウンジで一息入れることができた。それから、5時5分発のANAで米国帰りの荷物ともども小松へ向かう。

しばらくぶりに見る富士山は「黒富士」だった。

台風直後で待機が不安定なのだろう。雲が、樹氷林のように見える。

とりあえず、ほぼ定刻に小松着。フライトレーダーで見ていたら、直前に千歳からの便が着陸した模様。機内持ち込みも面倒だったのでスーツケースは預けてしまったのだが、小松なので受け取りにはそれほど時間がかからないだろうと踏んでいた。ところが、先に着いた便には中学か高校の運動部っぽいグループが多数。大量の荷物を預けていて、返却台はごったがえし状態。そもそも、ターンテーブルがJAL用とANA用一台ずつしかない小松空港である。こうなってしまうと、千歳便の荷物が全部出てしまうまで荷物を受け取れない。これも魔王の意趣返しだろうか。(苦笑)実は、泊まったホテルにも同じようなグループが多数泊まっていて、どうやら何かの全国大会的なものが今週開催されるような感じである。

とりあえず、荷物を受け取ってからレンタカーを借り、予約してあった駅前のホテルにチェックインして、妹と合流、晩飯を食いに行って、昨日は終わり。

今朝は9時半にホテルを出てから、線香や花などを買い墓参りに行く。妹が帰る電車の時間まで間があるので、いつも行く安宅の関蹟近くの海辺のレストハウスへ行ってお茶する。こんな海を見ながら、しばらくまったりとした時間を過ごした。

午後1時半くらいに、妹を駅まで送り、それからまた時間つぶしのドライブ。これもまたいつものパターンで白山麓方面へ走って道の駅で蕎麦を食う。それでもまだ少し時間が余ったので、(取り壊した)実家近くにある平和堂へ行って、ベンチで少しうとうとしたり、フロアを歩き回って歩数を稼いだり・・・。とりあえず、いい時間になったので空港へ向かい、車を返す。休日の小松空港はスクランブル以外は空自機が飛ばないので静かだ。

ちょうど、こんな機体が離陸していった。

で、ラウンジに収まってビールを二杯。今日は羽田から電車なので気にせず飲める。

羽田便は10分ほど遅れて出発。途中、結構頑張って遅れを取り戻したようだが、今度は羽田周辺が大混雑中。フライトレーダーで見ていたのだが、着陸は22がメイン。いつもの22アプローチだと、幕張の沖合から東京湾の縁に沿って、ディズニーランドをかすめ、ゲートブリッジを右に見て左旋回して城南島脇を通って着陸するパターンなのだけれど、混雑時や視界不良時は、もっと内陸まで入って大回りする。着陸機の行列を引き延ばすのと同時に滑走路に正対する区間を長く取るためのようだ。16L/Rの都心経由アプローチほどではないが、その分時間がかかる。結局、到着は30分ほど遅れた。あとは、いつものように京急で帰るだけである。問題は駅から家までの歩き。米国帰りの大荷物をかかえて、歩道橋を二つ越えて・・・。今夜も熱帯夜。コンビニで買い物をしてから家に帰り着いたころには汗だくになっていた。

これにてようやく冒険旅行は完結である。次回もまた、乞うご期待(違)である。(次回は10月、これがフラグ発言になりませぬように・・・(苦笑)

なにやら次から次へと問題が降りかかって、それを乗り越えながら旅をしているとなんとなく冒険をしている感覚になる。こうなれば開き直って楽しむしかないのかもしれない。

さて、午前4時45分にデルタのラウンジが開いたので、入ろうとしたら、そこでちょっと一悶着。変更を繰り返した旅程に乗りそびれたJALの便が入っていたことから、ラウンジに入れないという話になって、さすがにちょっとキレてしまう。まぁ、予約変更時に古い記録が残っていたのが原因で、最終的には丸く収まったのだが、疲れのせいか、ちょっとキレやすくなっているかもしれないなと反省。

さて、結局完徹になってしまったのだが、軽く朝飯など食って、早朝のアトランタ行きに搭乗する。そして定刻に離陸。

2時間ほどのフライトは順調。また南へ下り、ワシントンDCあたりを飛び越える。

やがてアトランタが近づいてくるとこんな景色も・・・。

アトランタ郊外にある「スト-ンマウンテン」という岩山で、周辺が開拓時代をイメージしたテーマパークになっている。昔、アトランタの取引先にちょいちょい来ていた頃に、休日を利用して遊びに行ったこともある場所だ。間もなく、アトランタのダウンタウンを遠目に見ながら着陸態勢に入る。

乗り継ぎ時間が短いのがちょっと心配だったのだが、羽田行きも30分ほど遅れていて、ちょうどいい感じで搭乗ゲートに到着した。

ここまでくれば、冒険の旅も最後が見えてくる。そもそも今回の元凶であり、ラスボス魔王でもある台風。ゲームならばこれからラスボス戦ということなのだが、とりあえず、その頭上を越えて戦いは回避してゲームクリアである。そう思って搭乗し、ウエルカムドリンクのスパークリングワインなどを飲みながら出発を待つ。

しかぁし!!、魔王をなめてはいけなかった。出発時刻をすぎても、一旦ドアが閉まって、さて、プッシュバックを待つのだが、また、なかなかプッシュバックされない。デトロイトの悪夢が頭をよぎる。そのうち機長からアナウンスがあって、重量オーバーで荷物の調整をしているという。どうやら魔王戦(笑)に備えて燃料を積みましたことが災いして規定重量を超えてしまったらしい。様子を見ていると、一旦離れたボーディングブリッジが戻ってきてドアが開き、なにやら乗客の一部を降ろし始めた。たぶん、私のように他の便からの振り替えだが、予約が取れず空席待ちをしていた乗客たちだ。かわいそうに重量調整に使われたっぽい。まさに魔王の呪いである。一部は一度戻ってきたが、最終的にまた降ろされてしまった。その後、一旦ドアを閉じたが、まだ動かない。そのうちまたドアが開いて、今度は他便への振り替えボランティアの募集である。オーバーブッキングが日常茶飯事の米国では、ゲートでよく見られる光景だが、3000ドルあげるから、明日の便にしない?というお誘いだ。なんとなく修羅場っぽい感じになってきた。結局5人ほどが手を上げたようで、これでようやく重量超過が解消されたようである。結局、もともとの出発時刻よりも3時間近く遅れて出発することになってしまった。ラスボス戦は意外なところで始まっていた感じである。恐るべし魔王。

まぁ、飛んでしまえば、よほどのことが無い限りは羽田まで到着する。台風も羽田から遠ざかっているはずなので、これ以上何も無いことを祈りたいところだ。さて、帰りの機内食は、和食選択。しかし、この便は前菜とメインを一緒に持ってきた。これは以前のシアトル便のパターン。

これをされると、前菜をつまみにして酒を呑んでいる間にメインが冷めてしまうのである。シアトル便はフィードバックに書いたらその後改善された。ロサンゼルス(LAX)便は、以前から別にして持ってきてくれる。たしかミネアポリスやデトロイト便もそうだったと思うのだが、アトランタ便は盲点だった。あとでフィードバックに書いておくか・・・。

それから、とりあえず一眠りして、飛行機が太平洋上に出る頃、日本時間の6時過ぎに起きて活動を再開。でも、ネットが繋がらない。そもそもWiFiのアクセスポイント自体が落ちてしまっている。アテンダントに聞いたら、海上では通信ができないので切っているとのこと。いや、以前は使えたけどと言うと、フライトによって積んでいるWiFiが違うので・・とのことで、一旦諦めることにした。でも、アクセスポイントはその後復活し、ネットも不安定ながら使えるようになったので、まぁ、よしとしよう。あれこれしていたら、フライト途中の軽食はどうだと聴かれたので、こいつをたのんでみた。

味は悪くない。このサービスは今回初めて。飛行時間が長いのでありがたいのだが、以前アトランタ便に乗ったときはなかったような気がする。頼めば出てきたのだろうか。この時点での到着予定時間は午後3時台。さて、4時50分の小松行きに乗って、現地で妹と合流、明日、墓参りなのだが、これでは家に帰っている時間が無い。仕方が無いので、そのまま荷物を持って国内線に乗ってしまうことにしたのだが、月曜日に現地でしようと思っていた手続きに必要な書類を家に置いたまま。しかたがないので、これはまたの機会にすることにして、日曜の宿泊をキャンセルし、月曜の帰り便を日曜に変更したり、レンタカーの予約を変更したり。これも魔王様の祟りである。まぁ、いたしかたなし。そんな感じで、そのあとこれを書き始めた。羽田までまだ5時間ちょっと。さて、昼寝でもしようか。

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