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ミッションコンプリート、そして墓参り

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今回の飛行ルートは、いつもに比べるとかなり南より。台風がゆっくり北上しているの、真っ向勝負を避けた形である。その分、時間はかかるので、乗り継ぎを気にする身とりては、ちょっと辛い。ラスボス台風は最後まで気をもませてくれる。おまけに羽田へのアプローチは16L、つまり都心上空からアプローチする最近できた新ルート。このルートは埼玉辺りまで一旦北上してから南下するので、34アプローチや22./23アプローチに比べて倍くらい時間がかかってしまう。普段なら都心の景色を窓から見られるので楽しいのだが、今回はちょっと精神的によくないのである。

前の席の米国人とおぼしき女性(なかなかの美人)とアテンダントが話しているのを聴いていたら、彼らはスカイツリーを東京タワーだと思っている様子。訂正してやりたい気分だったが、野暮なので口を挟むのはやめた。とりあえず、羽田には午後3時半くらいに到着。

今回、到着が遅れまくったので、この週末の墓参りのため、そのまま郷里へ飛ばざるを得なくなってしまった、しかし、5時すぎの小松行きに乗れるかどうかは、荷物次第な感じである。例によって、サテライトの一番端のゲートから入国審査場まで、コンコースの端から端まで歩く。そろそろこちら側にも入国審査場を作るべきである。さておき、今回は荷物を預けてしまったので、いずれにせよ待ちは生じるだろうから、比較的のんびり歩く。入国審査場を通過して、荷物返却台周辺の大混雑を見てちょっと寒くなる。前日の欠航騒ぎで臨時便やら振り替え客やらが殺到した結果なのだが、ここで時間を食われてしまうと、またしても乗り継ぎに間に合わなくなってしまう。だいたい、あれだけあちこち飛ばされて、荷物がまともに届くことの方が不思議である。ロスト覚悟なのだが、ロストしたかどうかは、荷物が全部出てこないとわからない。いったい出てくるのにどれだけ時間がかかるのか。図らずもラスボス戦は魔王の逆転勝利・・・かと思った時に、ターンテーブルの脇にATLANTAと書いた札をつけたカートが目に付いた。よく見ると私の荷物が乗っているではないか。歩いてくるよりも速く荷物がここまで届くはずもないので、おそらく、別便で送られてきたのだろう。なんと、待ち無しで受け取ることができた。これは嬉しい誤算だ。グッジョブ、デルタ!!である。

おかげで、さっさと第2ターミナルへ移動してANAのラウンジで一息入れることができた。それから、5時5分発のANAで米国帰りの荷物ともども小松へ向かう。

しばらくぶりに見る富士山は「黒富士」だった。

台風直後で待機が不安定なのだろう。雲が、樹氷林のように見える。

とりあえず、ほぼ定刻に小松着。フライトレーダーで見ていたら、直前に千歳からの便が着陸した模様。機内持ち込みも面倒だったのでスーツケースは預けてしまったのだが、小松なので受け取りにはそれほど時間がかからないだろうと踏んでいた。ところが、先に着いた便には中学か高校の運動部っぽいグループが多数。大量の荷物を預けていて、返却台はごったがえし状態。そもそも、ターンテーブルがJAL用とANA用一台ずつしかない小松空港である。こうなってしまうと、千歳便の荷物が全部出てしまうまで荷物を受け取れない。これも魔王の意趣返しだろうか。(苦笑)実は、泊まったホテルにも同じようなグループが多数泊まっていて、どうやら何かの全国大会的なものが今週開催されるような感じである。

とりあえず、荷物を受け取ってからレンタカーを借り、予約してあった駅前のホテルにチェックインして、妹と合流、晩飯を食いに行って、昨日は終わり。

今朝は9時半にホテルを出てから、線香や花などを買い墓参りに行く。妹が帰る電車の時間まで間があるので、いつも行く安宅の関蹟近くの海辺のレストハウスへ行ってお茶する。こんな海を見ながら、しばらくまったりとした時間を過ごした。

午後1時半くらいに、妹を駅まで送り、それからまた時間つぶしのドライブ。これもまたいつものパターンで白山麓方面へ走って道の駅で蕎麦を食う。それでもまだ少し時間が余ったので、(取り壊した)実家近くにある平和堂へ行って、ベンチで少しうとうとしたり、フロアを歩き回って歩数を稼いだり・・・。とりあえず、いい時間になったので空港へ向かい、車を返す。休日の小松空港はスクランブル以外は空自機が飛ばないので静かだ。

ちょうど、こんな機体が離陸していった。

で、ラウンジに収まってビールを二杯。今日は羽田から電車なので気にせず飲める。

羽田便は10分ほど遅れて出発。途中、結構頑張って遅れを取り戻したようだが、今度は羽田周辺が大混雑中。フライトレーダーで見ていたのだが、着陸は22がメイン。いつもの22アプローチだと、幕張の沖合から東京湾の縁に沿って、ディズニーランドをかすめ、ゲートブリッジを右に見て左旋回して城南島脇を通って着陸するパターンなのだけれど、混雑時や視界不良時は、もっと内陸まで入って大回りする。着陸機の行列を引き延ばすのと同時に滑走路に正対する区間を長く取るためのようだ。16L/Rの都心経由アプローチほどではないが、その分時間がかかる。結局、到着は30分ほど遅れた。あとは、いつものように京急で帰るだけである。問題は駅から家までの歩き。米国帰りの大荷物をかかえて、歩道橋を二つ越えて・・・。今夜も熱帯夜。コンビニで買い物をしてから家に帰り着いたころには汗だくになっていた。

これにてようやく冒険旅行は完結である。次回もまた、乞うご期待(違)である。(次回は10月、これがフラグ発言になりませぬように・・・(苦笑)

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このページは、風見鶏が2024年8月18日 18:22に書いた記事です。

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