今朝も快晴のラスベガス。DEFCON2日目は、ちょっと遅れて参戦。
今朝も朝から熱波のラスベガス。モノレールを降りてから、会場までの炎天下を歩く間に身体がこんがりと焼き上がってしまいそうである。
とりあえず、今日はこんな話などを聴く。
バッファオーバフローなどのバイナリレベルの攻撃と、OSレベルでの対策とその回避策の変遷をまとめたセッション。バッファオーバフロー対策としてのDEP(データ実行防御)あたりから始まって、ASLRや最近のプロセスレベルの実行制限手法までの流れと、その回避策との間の戦いを解説したもので、ここ20年から25年ほどの流れを知るにはいいセッションだったと思う。様々な対策がとられて、(もちろんそれを有効に使えている前提で)バイナリレベルの攻撃の難度は極めて高くなったが、それでも全く不可能になった訳ではない。対策の裏を掻くような攻撃を思い付く頭のいい奴らは少なからずいるし、なによりそういう連中が作った攻撃コードが売り買いされて広く流通してしまうのだから、こうした追いかけっこは、まだ当分続くのだろう。
こういう話を聴いていると、最近そのような世界から遠ざかっていることを実感する。OSのコードを一生懸命読んでいた時代にはもう戻れないが、たまにはこういう刺激があってもいいなと思うのである。
DEFCONはそうしたコンピュータの攻撃手法だけでなく、伝統的に、物理的な攻撃手法やソーシャルエンジニアリングも取り扱うイベントだ。この「ロックピッキング村」では、様々な鍵開け技術に関する実演やコンテスト、講演などが行われている。
今日も午後はちょっと眠気がきつくなってきたので、早々に撤収を決め込んだのだが、会場からモノレール駅までの歩道はヒーターのように焼けていて、下から火であぶられているような感じである。上からは日差し、前からは熱風、下からは熱気と赤外線で、まるでオーブンのなかで焼かれている感じである。そんななかを歩いていて不思議と汗をかかない。たぶん、水分がすぐに蒸発してしまうからだろう。逆に建物に入った瞬間に汗が吹き出してくるのである。
例によって宿に帰って、しばらく昼寝をする。それから、また夕方に食事をかねて出かけたのだが、この時間でも路面からの熱気はものすごい。
少し大気が不安定化しているのか、入道雲や、変わった形の雲が浮かんでいる。この雲はまるで人の顔のようだ。
今日も移動はモノレールを使って、フラミンゴあたりまで行って見た。観覧車に続くフラミンゴ脇の路地は所々にミストが吹き出しているので、ちょとだけ涼しい感じ。シーフード系とかの店を探しながら歩いたのだが、目に付くのはステーキハウスとか重たいものばかり。できるだけ、ホテルなど施設の中を抜けて歩くのだが、外に出ると、暑さでくらくらする。ミラージュの前辺りまで歩いて、そこから道の反対側へ折り返す。ちなみに、ミラージュは工事中、なにやら取り壊しているような雰囲気で、名物の「火山」がどうなるのかちょっと気になるところだ。
そこから、シーザースパレスの脇のフォーラムモールに入って、そのなかでレストランを探す。入ったところの3階に寿司屋があったので、とりあえず入ってみた。前菜に野菜天ぷらの盛り合わせと一番搾りをたのむ。
天ぷらは、いい感じでからっと揚がっていて、合格点。さて、寿司は?と、ちょっと高い方の盛り合わせを注文してみた。
これも悪くない。少なくとも食べていて違和感がない、ちゃんとした寿司である。(米国の寿司屋では重要なポイント(笑))これならば、また来てもいいなと思いつつ店を出た。ラスベガスは10月にまた来る予定なのだが、その時にまた来てみるのもいいいかもしれない。そこからフォーラムモールの中を歩いてシーザースパレスに抜ける。
シーザースパレスから外に出てみると、あたりはだいぶ暗くなって、気温も多少下がった感じになっていた。
さて、どうしようか・・・と思ったのだが、今回バスの乗車券は買っていない。モノレールの駅は遠いので、いつもの噴水ショーや夜景を見ながら、ぼちぼち歩いて帰ることにした。
ホテルまで帰ってきた頃にはすっかり日が暮れて暗くなっていた。歩数は今日も2万歩越え。流石に疲れたので、売店で水と一緒にアイスクリームを買ってしまう。まぁ、これだけ運動したのだから、ご褒美があってもいい。(笑)
さて、明日はDEFCON最終日。朝ホテルをチェックアウトしてから荷物を預けて会場に向かい、3時頃には戻ってきて空港へ。夕方の便で、次の目的地、テキサスのオースティンへ向かう予定である。
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