元旦早々大地震を食らい、余震が続く中、ようやく新年初の記事を書いた・・・と思った直後、今度は羽田での航空機事故のニュースが飛び込んできた。JALのA350が海保のプロペラ機と滑走路上で衝突、炎上するという日本では前代未聞の事故である。JAL機が着陸しようとしている滑走路(34R)へ、海保機が誤って進入してしまったということらしいのだが、まだ真相は不明。公表された交信記録では、管制は進入許可を出しておらず、滑走路手前の停止位置までの滑走を許可しただけ。これだけを見れば、海保機の誤進入ということなのだが、海保機はその指示を復唱している。ただ、一般には機長が操縦しているとき、無線は副操縦士が担当するから、副操縦士と機長の認識が違っていたのかもしれないが、それならば副操縦士は停止線の通過時に指摘して制止できるはずだ。また、滑走路手前には誤進入を防ぐ信号があるはず。これも見落としたということか。一方、暗くなった時間とはいえ、羽田には地上レーダーもある。管制は誤進入に気付かなかったのか。JAL機に復航指示した記録もない。大型機は着陸時には機首上げになっているから小型のプロペラ機に直前になって気付くのは難しかったのかもしれない。いずれにせよ、JAL機の乗客、乗員全員が脱出出来たのは不幸中の幸い。海保機は機長を除いて5人が亡くなったとのことで、痛ましい。地震被災地への支援物資を運搬していたというから余計である。ナショジオチャンネルのドキュメンタリーで、航空機事故の事例を扱ったものがある。航空機同士の滑走路上での衝突事例は海外では複数ある。濃霧の中、滑走路を他の機が走行中に離陸しようとしてジャンボ機同士が衝突したものや、同じような誤進入の事例など。ただ、過去のこうした事故の教訓から、先に書いた地上レーダーの強化や停止線信号機などの防止策が拡充されている中で発生した今回の事故。おそらく、複数の要因が重なって起きたのだろう。事故調査による解明が待たれる。
さておき、昨日は高速道路の通行止めが解除されたので、昼前に実家を撤収して別宅に向かった。道路は特に混雑もなく、途中、有磯海、名立谷浜で休憩しつつ、上越から上信越道へ。
小布施でトイレに寄り、須坂で降りて菅平越えは、行きと同じルートである。しかし、菅平は雪がない。僅かな雪にスキーヤーが群がっている。車で走る分には楽でいいのだが、スキーヤーにはご愁傷様だ。そんな感じで午後4時過ぎに別宅到着。とりあえず、地震地域から遠ざかって、少しほっとする。
一夜明けて今朝は気温0℃と、別宅近辺では暖かい朝。ゆっくり寝坊して、朝飯を食いながらニュースを見るが、地震関連や羽田の事故のニュース、それから山手線での刃傷沙汰とか、大阪北九州のビル火災とか、なにやら不穏なニュースばかりで気が重い。いったい今年はどんな年になるのか、不安が募る。
元旦からばたばたして風呂にも入れなかったので、夕方にいつものホテルの温泉へ行ったら、お休みだった。3が日を除いて1月は週末のみの営業らしい。
仕方が無いので、別宅の風呂で温まる。さて、そろそろ横浜に戻らないといけないのだが、いつ戻ろうか思案している。平日の明日にするか、それとも3連休初日の明後日、みんなと逆向きに走るか・・・。混雑はできるだけ避けたいのだが、あれこれイレギュラー続きなので、ちょっと人の動きが読めないのである。そうこうしている間に、また世の中も動き出しそうだから、気合を入れ直さないといけない。
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