雨の大晦日はちょっとばたばたしていて、昨年のまとめも書けず。とりあえず、無事に年越しして元旦はいいお天気。午後、おせちの腹ごなしを兼ねて散歩に出かける。
白山が綺麗だったので、これをバックに謹賀新年の書き込みを・・と思って撮影。それから市内をぶらぶら歩いて公園あたりまで。ついでに通りがかった神社で初詣など。
なんだかんだで一万歩余裕で歩いて、コンビニでハーゲンダッツのアイスクリームを買い、実家へ戻って妹と食い、まったり。なんということはない、平和な元旦・・・のはずだった。
午後4時を回った頃に、「ぐらっ」ときた。「あれ、地震?」と思っていると、能登地方で震度5の字幕がテレビに。実家のある小松は体感的に震度3くらい。結構揺れたな、能登の方は大丈夫かなどと思っていたら、また・・今度はさらに大きな揺れが・・・。家中がミシミシと揺れ、棚の上のものやらが落ちてくる。あわててストーブを消して、妹と外へ飛び出した、足元がぐらぐら揺れ、周囲の建物も大きく揺れている。スマホからは緊急地震速報の警報音、周囲の災害無線のスピーカーからも警報音や津波警報・・・。揺れは数分続いて、どうにか収まったので実家に戻ったら、一部の壁やタイルがはがれたり、棚の上のものが散乱したりと、なかなか大変な事に・・・。築60年の実家は、この揺れで柱が少し傾いたようで、こんな感じで隙間ができてしまった。
それから、結構大きな余震が続いて不安が募る中、日没を迎える。幸いにもそれ以外に大きな被害はなく、海や河川から離れた実家辺りまで来るほど、津波も大きくはならず、ライフラインも大丈夫だったので、とりあえず晩飯をすませ、テレビを見ていたのだが、どのチャンネルも地震のニュースばかり。余震が続く中、ちょっと気が重くなる。いつの間にか正月気分など完全に吹き飛んでいた。
夜中も時折大きめの余震があったものの、どうにか一夜が明け、昼に周囲をチェック。幸いにも家の外観に大きな異常は無く、屋根瓦も大丈夫そうで、ちょっとひと安心する。少し市街を歩いて見たのだが、外観上大きな被害は見られない。一部古い住宅のタイルがはがれていたりしたところはあったが、塀が倒れたような所もなく、神社や公園の灯籠なども大丈夫そう。ただ、うちの実家がそうだったように、家の中は結構酷いことになっているのかもしれない。
災害対応のためだろう。昨夜からヘリがひっきりなしに飛んでいる。小松基地を拠点として能登方面に飛ばしているのだろうか。
少し風はあるが、天気がいいのが救いである。これは今日の白山。
どうにか北陸線の特急が動いたので、妹はこのあと大阪に帰っていった。私も別宅に戻りたかったのだが、北陸道が寸断されていて、下道はもっとひどそうなので、とりあえず、高速が使えるようになるまでは実家に留まることにした。余震がちょっと不安ではあるが、無理に動いて通行止めで動きが取れなくなってしまうと困るので、ちょっと様子見する。さて、昨年の総括やら新年の抱負やらは、ちょっと落ち着くまでお預けである。